米韓国防相会談 北朝鮮が核攻撃を行えば「金正恩体制が終末を迎えることになる」｜TBS NEWS DIG
北朝鮮が弾道ミサイルなどの発射を繰り返す中、韓国とアメリカの国防相が会談。共同会見で韓国側は、北朝鮮が核攻撃を行えば「金正恩体制が終末を迎えることになる」と強くけん制しています。
きのうも、少なくとも6発の弾道ミサイルを発射した北朝鮮。
こうした中、アメリカを訪れた韓国の李鐘燮国防相は、オースティン国防長官と北朝鮮への対応について協議しました。そして、共同会見では…。
韓国 李鐘燮国防相
「戦術核を含む北朝鮮によるいかなる核攻撃も絶対容認できず、もし使用した場合、同盟の圧倒的かつ決定的な対応によって金正恩体制が終末を迎えることになると確認した」
北朝鮮を強くけん制。
オースティン国防長官も北朝鮮を強く非難しました。
アメリカ オースティン国防長官
「北朝鮮の無責任で無謀な行動を強く非難する。この種の行動は潜在的に地域を不安定にさせるものだ」
その上で、北朝鮮に外交的な対話に応じるよう改めて要求。会談後発表された共同声明では、アメリカの核戦力などで同盟国を守る「拡大抑止」の強化のため、アメリカ軍の戦力を朝鮮半島に機動的に展開する方針を確認したとしています。
韓国空軍はきょうまでの予定だったアメリカ空軍との大規模な訓練を明日まで延長。7日から韓国軍はコンピューター上で作戦行動などを確認する指揮所訓練を行うことにしています。
また、韓国軍関係者によると、北朝鮮が2日発射し、海上の境界線にあたるNLL=北方限界線を越え南側に落下した北朝鮮の短距離弾道ミサイルについて、韓国軍は残骸の回収に向け捜索を開始したということです。
一方、日本政府は、今月中旬に岸田総理が参加する予定の東南アジアでの国際会議に合わせ、日米韓3か国の首脳が会談する方向で最終調整に入っていて、北朝鮮が核実験に踏み切るおそれがある中、結束を示し、圧力強化を進めたい考えです。
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