米「空港5G」開始を一部延期 “航空システムに影響のおそれ”受け
アメリカで19日から始まる5Gサービスの影響で航空システムに支障が出るおそれがあることについて、アメリカの通信会社はサービスの開始を一部延期すると発表しました。
記者
「空港周辺での5Gサービス開始を受けまして、1日だけで1100便以上、乗客およそ10万人にキャンセルや遅延などの影響が出るとしています」
アメリカ連邦航空局はこれまで、5Gの電波が航空機の電波高度計などに影響を与える可能性があるフライトについて、遅延や欠航などで制限するよう求めてきました。アメリカの航空会社は、1日で1100便以上、乗客およそ10万人に影響が出るおそれがあるとしています。
空港利用客
「もし影響するなら心配です。安全なフライトに乗りたいです」
一方、5Gサービスを展開するアメリカ通信大手のAT&Tとベライゾンは、空港近くでの開始を一部延期すると発表。両社はおよそ40か国で安全に5Gを展開できているとし、当局の対応に不満を表明しています。(19日09:44)
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