ペロシ下院議長の自宅に暴漢 夫（82）大けが 現地メディア「政治に対する暴力」の可能性｜TBS NEWS DIG
アメリカ・サンフランシスコで28日未明、ペロシ下院議長の夫が自宅に押し入った男に襲われけがをしました。ペロシ議長は不在でした。
28日午前2時半ごろ、サンフランシスコにあるナンシー・ペロシ下院議長の自宅に男が押し入りました。
通報で警察が現場にかけつけると、押し入った男がペロシ議長の夫（82）にハンマーで襲いかかり、数回にわたって頭を殴ったということです。夫は頭蓋骨を骨折するなどのけがをし、病院で治療を受けていますが回復する見通しです。
男は42歳のデービッド・デパピ容疑者で、殺人未遂などの容疑で逮捕されました。
ペロシ議長は当時不在でしたが、CBSテレビなどは男が押し入った際「ナンシーはどこだ？」と尋ねたと報じています。
犯行の動機はわかっていませんが、去年1月に当時のトランプ大統領の支持者らが連邦議会に乱入した事件では、押し入った暴徒が野党だった民主党のペロシ議長の居場所を探していたこともあります。アメリカメディアは今回の事件も「政治に対する暴力」の可能性があると大きく報じています。
バイデン大統領
「これは卑劣だ。アメリカであってはならないことだ。暴力、政治的な暴力、憎悪が多すぎる」
バイデン大統領は、中間選挙に向けた遊説先のペンシルベニア州で、今回の事件は「政治的な暴力」だとして非難。こうしたことはたくさんだと訴えました。
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