【寒暖差】全国的にこの秋一番の冷え込み 上野公園では桜が…
全国的に20日もこの秋一番の冷え込みとなり、東京都心では今シーズン初めて最低気温が10℃を下回りました。寒くなると、恋しくなるのは、鍋など大根を使った料理です。ただ、その大根の価格が今、高騰しているといいます。
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空が明るみ始めた午前6時、東京・墨田区にある銭湯には、開店と同時に次々と「朝風呂」目当ての客が訪れました。
80代
「気分いいですね、朝早いと」
30代
「朝寒かったので、すごい温まって気持ちよかったです」
この銭湯では、毎日午前6時から9時までに100人ほどが訪れるといいます。
黄金湯 新保卓也さん
「寒くなってきたので、温まりに来たというお客さんは増えてきました」
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20日は全国的にこの秋一番の寒さとなり、東京都心では今シーズン初めて10℃を下回る最低気温9.7℃を観測しました。
60代
「朝は相当寒くて、ダウンのベストを羽織りました」
40代
「きょうはもうだめだなと思って、コート着てきました」
寒い朝を応援するのが温かい飲み物です。自動販売機の補充作業もホットが中心だといいます。
JR東日本クロスステーション 総務部・小室塁さん
「気温が低い分、朝であればお茶、夕方・夜であればスープ飲料みたいなもの。ホット商品が売れますので」
20日、日中は広く秋晴れとなりました。東京都心では最低気温が9.7℃、最高気温が20.7℃で、その差が10℃以上開きました。
上野公園を訪れると、季節を勘違いしたように桜が咲いていました。上野公園によると、日当たりが良い場所で寒暖差などの影響によって咲いた可能性があるということです。
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寒くなると恋しくなるのは、冷えた体が温まる大根を使った料理です。街の人は――
「やっぱね、おでん!」
「あったかいお鍋とか食べたいですね」
ただ、その大根が今、ピンチになっています。
スーパーイズミ 五味衛社長
「ちょっと厳しいですね。高すぎちゃって」
北海道や青森県の大根が夏の大雨の影響で不作だったため、価格が高騰しています。東京都中央卸売市場では、平年と比べ約4割高になっています。
スーパーイズミでは例年130~150円のところ、198円に高騰していました。少しでも安く提供するため、形が悪い大根を130円で販売しています。
お客さん
「130円の買いました」
食いつくお客さんも多く、店側も売り場を拡大していました。
お客さん
「これからね、冬になるとね、煮込み料理っていうと大根が主役になるので」
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大根は主役だけでなく、引き立て役にもなれます。今が旬のサンマには、“相棒”として重宝されます。東京・新橋の食堂では――
客
「大根おろし、絶対必需品だなって思います」
「口の中がさっぱりしますから、ぜひあってほしいですね」
なくてはならない大根の値上げに加え、実はサンマも今年、不漁のため仕入れ値が高騰しています。客の9割がサンマを食べに来る今、値上げのダブルパンチに泣いているといいます。
根室食堂 平山徳治オーナー
「値段上げるとお客さんがっかりするところもありますので、もうけなしでこの年は乗り切っていこうかなと思います」
東京の青果会社によると、今後、生育が悪くない関東の大根が流通し、価格が落ち着いてくる可能性があるということです。
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21日も各地で秋晴れとなりますが、朝と昼の気温差が大きくなるため体調管理に注意が必要です。
(2022年10月20日放送「news every.」より)
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