詐欺を見破った８２歳に『看破状』を贈呈 特殊詐欺の犯人からの電話を見事に看破！（2022年10月18日）
１０月１８日、警察が贈呈したのは「感謝状」ならぬ『看破状』でした。
大阪市東淀川区に住む久保田修子さん８２歳。警察から、見破ることを意味する「看破状」が贈られました。今年１０月、久保田さんのもとに「百貨店の店員」を名乗る女から電話がかかってきましたが、それを詐欺だと見破ったのです。
（久保田修子さん）
「表彰されるようなことはない。自分の身を守れたのがまず１番だと思いました」
犯人からかかってきた電話とは…
【電話のやり取り】
（百貨店の店員を名乗る女）「あなた名義のクレジットカードを使って、百貨店で２０万円の時計を買った人がいます。あなたですか？」
（久保田さん）「私ではありません」
（百貨店の店員を名乗る女）「今、警察と協力して詐欺防止の取り組みをしています。銀行の暗証番号を教えてください」
いかにも怪しい電話。久保田さんは違和感を感じたといいます。
（久保田修子さん）
「お買い物カード（＝クレジットカード）だと銀行の暗証番号は関係ないじゃないですか。それでおかしいと思ったんです」
電話を切った後、すぐに交番へ向かい警察に相談したため、詐欺被害にあわず事なきを得ました。
大阪府警・東淀川署は、先週から看破状の贈呈を始めていて、詐欺を見破った経験を知人と共有して防犯意識を高めてもらいたい話しています。
（東淀川署・生活安全課 多賀弘幸課長）
「一つは他人に言われてＡＴＭへいかない。二つ目はキャッシュカードを他人に渡さない。この二つだけは必ず守ってほしいと思います」
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