【話題】魔法の言葉「知らんけど」 若者に流行…関東は“責任逃れ” 本場・関西は?(2022年10月13日)
今、若者の間で「知らんけど」という言葉がはやっています。高校生を対象にした調査で、「今はやっている言葉」の第3位に入っています。
■「知らんけど」どんな時に使う?
元々、関西弁の「知らんけど」。どのように使われているのでしょうか?
10代男性:「あいつ○○と別れたらしいよ、知らんけど。多分そうじゃない」
20代女性:「課題とかで、ここまでなら(試験に)出るからやっておいたら点数とれるんじゃない、知らんけど。みたいな」
10代男性:「カラオケ行こうとなった時、あそこ何時までやってるらしいよ、知らんけど。自信ない時、保険かけたいじゃないですか。そういう時に便利」
■本場・関西 “違う使い方”も
自分の発言について責任を逃れるために使われているようですが、本場・関西では少し違った使われ方もあるようです。
関西在住・20代男性:「友達がふられちゃいました。そういう日もあるんちゃう、知らんけど。元気付けてあげる意味で、冗談交じりで。マイナスなところをプラスにしてあげたりとか」
関西出身・20代男性:「話がオチないなという時に、知らんけど。オチを作るみたいな感じですかね」「(一日)10回以上言うんじゃないですかね。下手したらもっと言ってるかも、意識したこともない。知らんけど」
■関東で広まった理由「ネットの影響」
専門家は、次のように話します。
放送大学 大阪学習センター・金水敏所長:「つかみですとか、オチですとか、相手を面白がらせる会話術がすごく発達している。元々、大阪が商人の町で、おしゃべりするというのが、ビジネスチャンスを広げていくという意味で、大いに活用されたというのがある」
それでは関西弁の「知らんけど」が、なぜ関東でも広がったのでしょうか?
金水所長:「一番影響が大きいのが、ネットだと思う。この言い方が案外、便利であると。そういう形で広まりつつあるのかなと思うんですけど。まぁ知らんけど。と付け加えておきますが」
(「グッド!モーニング」2022年10月13日放送分より)
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