【連休最終日】北日本大荒れ 気温“乱高下”…スーパーも農家も困惑
3連休最終日の10日、北日本では荒れた天気となりました。一方、東京・浅草では日差しの影響か、半袖姿の人たちが目立ちました。10月に入って、関東などでは気温の乱高下が続く中、スーパーや農家を悩ませる事態が起きています。
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北海道では10日、海がおおしけとなり、激しい風が吹き荒れていました。室蘭市では、最大瞬間風速26.1メートルを観測、アパートの壁のタイルが剝がれ落ちる被害や、停電が発生しました。
3連休の最終日、悪天候となった場所もあれば、青空が広がった場所もありました。東京・浅草では、日差しも出てきた影響か、午後は半袖姿の人たちが目立ちました。
街の人
「今日は気温が上がるってなってたので、朝羽織ってきたんですけど、中は半袖できました」
「半袖でも、ちょっと人の熱気で暑いかなって感じで」
それでも、午前中はひんやりしていたためか、上着を手にする人たちの姿が見られました。厚着をしすぎてしまったという人は、「めっちゃ暑いですね、今は蒸れちゃいそう中は。旅行で来てるんですけど、きのうとか寒かったので。きょうは暑くて、どんな服持ってくればいいか。結構難しかったです」と話しました。
東京では、4日に最高気温が30℃近く(※29.5℃)ありましたが、7日には12月上旬並みの13.3℃まで急降下しました。そして、10日は21.7℃まで上がり、気温が乱高下しているのです。
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そのため、東京・世田谷区のスーパー「信濃屋代田食品館」では商品の配置に苦労していました。
信濃屋統括本部長 鈴木誠さん
「こちらがですね。先週から、おでんコーナーを作りました」
先週、気温が下がった時、おでん売り場の面積を広げて対応していましたが、10日はおでん売り場を縮小しました。
信濃屋統括本部長 鈴木誠さん
「ちょっと暖かくなるということで、実は売り場を変えまして。おそばのコーナーにしたんですね」
10月に入り、寒暖差による品物の入れ替えが多いといいます。
信濃屋統括本部長 鈴木誠さん
「非常に苦労して、売り場展開をしております」
1日の気温差も激しいことから、この店では客の服装などにも注目し、時間ごとに売り場を調整しているということです。
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さらに、この寒暖差の影響は卵にも及んでいます。
千葉・船橋市の奈良養鶏園では、先週の気温急降下で「卵を産む数が1割以上減少した」といいます。
奈良養鶏園 奈良富士男さん
「やはり気温の乱高下が激しく続くと、どうしてもニワトリの体にストレスがたまってきてしまうので」
気温の変化が大きい日が続くと、ニワトリの体調が悪くなったり、卵の品質が落ちたりする可能性があるため、気温が安定することを願っていました。
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10月は気温が高くなる日が多い予想で、1日の寒暖差にも注意が必要です。
(2022年10月10日放送「news every.」より)
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