「今国会は荒れる」 山際大臣が旧統一教会“ほかにも会合参加の可能性”で与党対応に苦慮 野党は攻勢強める｜TBS NEWS DIG
低迷する内閣支持率に政府与党は頭を悩ませています。
きょうから臨時国会が始まる、国会から中継です。
国会では午後に開会式が行われます。69日間の会期を前に、与党の幹部は「今国会は荒れる」と懸念を漏らしています。
最大の焦点のひとつが衆議院の細田議長など自民党と旧統一教会との関係です。
さきほど、山際経済再生担当大臣は会見で教団の韓鶴子総裁と会った記憶があったにも関わらず、これまでは公表してこなかったことを認めました。
山際経済再生担当大臣
「どこかで会ったなというのは覚えていたんですけど、どこだったか分からない以上、その話をするのは不正確なのでお話ししなかった」
さらに、これまで公表している以外にも関連の会合に出席した可能性があるとも述べました。自民党内にも「山際氏の辞任はやむなし」との声がありますが、党の幹部は「山際氏が辞めても別の閣僚がターゲットになるだけ」と「辞任ドミノ」を警戒しています。
Q.一方の野党側はどう出るんでしょうか。
記者
「野党側は攻勢を強めています」
立憲民主党・泉健太代表
「今の岸田政権、国葬の対応を含めて、統一教会の対応も含めて全くなっていない、そして国民生活を守れていないということ、皆さんと一緒に声を上げていきたい」
立憲民主党や日本維新の会は国会内での「共闘」を掲げていて、けさは他の野党とともに国会法の改正案を国会に提出しました。憲法に基づき臨時国会の召集の要求があった場合には国会を20日以内に開くことを義務づける内容で、早速、揺さぶりをかけています。
岸田派の幹部は「今は耐えるとき」と話しています。岸田総理は午後に所信表明演説を行いますが、当面は政策をひとつひとつ丁寧に説明していくしかなさそうです。
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