【女性2人殺害】“急展開” 行方がわからなかった25歳の孫が“自殺”と発表 岡山

【女性2人殺害】“急展開” 行方がわからなかった25歳の孫が“自殺”と発表 岡山

26日、岡山県井原市の住宅で、女性2人が殺害された事件に新たな動きがありました。事件後、25歳の孫の男性の行方がわからなくなっていましたが、警察は28日、「大分県内で自殺を図り死亡していた」と発表しました。

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事件発生から3日目。女性2人が亡くなった殺人事件は、28日に急展開を迎えました。

26日、岡山県井原市の住宅で宮本幸枝さん（74）とみられる遺体と長女の安藤千園さん（50）の遺体が発見されました。2人は金属バットで殴られ、亡くなったとみられています。

捜査線上には、宮本さんの家の隣に住んでいる25歳の孫が浮上しました。警察は孫の住む家から血の付いた服を発見。事件後、孫と連絡が取れず、行方がわからなくなっていたことなどから、殺人の疑いで捜査を進めていました。

孫の行方を追う中、手がかりが見つかったのは現場の井原市と隣接する広島県の福山市でした。JR福山駅近くの駐車場で宮本さんが普段使っていた車を発見したといいます。孫は宮本さんの車に乗って、現場から福山まで移動したとみられています。

さらに、その後の足取りも判明しました。防犯カメラの映像などから、孫とみられる男性は福山駅から福岡・博多駅までの切符を買い、新幹線に乗車。九州方面へ向かったとみて、警察は捜査員を派遣し行方を追っていました。

そして28日午後、明らかになったのは――岡山県警が孫について、「川で飛び降り自殺を図り、死亡していた」と発表したのです。

遺体は大分県内の川で見つかりました。死因は全身打撲で、遺体から新幹線の切符が見つかったため、捜査員や遺族が身元を確認したところ、孫だと判明したということです。

警察によると、孫が自殺したのは26日午後。2人の遺体が発見されたのと同じ日です。遺書は見つかっていないといいます。

近所の人は、宮本さんの孫について…。

――孫がいるのは知ってた？

近所の住民
「知らん」

近所の住民
「お孫さんは見たことないです、ここ何年も」

孫は、付き合いはほとんどなかったとみられています。小さな頃を知っているという男性は――

近所の住民
「そりゃあ面白い子だった。小さかったから、そりゃ明るい子だったよ。今、どんな生活しているか、どうしてたのか。家にいたのではないかと思うのは思うけど…」

警察は凶器とみられる金属バットの鑑定などを行い、自殺した孫が2人を殺害したかどうかの裏付けを進めています。
（2022年9月28日放送「news every.」より）

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