【初公判】“送迎バスに放置”5歳男児死亡事件 遺族が胸の内語る

【初公判】“送迎バスに放置”5歳男児死亡事件 遺族が胸の内語る

【初公判】“送迎バスに放置”5歳男児死亡事件 遺族が胸の内語る

去年、福岡県の保育園で送迎バスに取り残された男の子が熱中症で死亡した事件の初公判が、26日に開かれました。

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福岡県中間市の倉掛冬生ちゃん(当時5歳)は去年7月、保育園の送迎バスに約9時間にわたって取り残され、死亡しました。死因は熱中症でした。この日、車内の温度は最高で50℃を超えていたとみられています。

送迎バスを1人で運行し、冬生ちゃんを降ろし忘れたとされるのが、当時、園長だった浦上陽子被告(45)です。

園児をバスから降ろす際に補助していた保育士の鳥羽詞子被告(59)とともに、業務上過失致死の罪に問われ、26日、初公判を迎えました。

「間違いありません」と、起訴内容を認めた浦上被告。「バスの車内の確認と園児の人数の確認を、最低限しなければいけなかった」と後悔を口にした上で、確認できなかった理由について、「大声で泣いている別の子どもに気を取られて、気持ちが焦っていた」と述べました。

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初公判の後、冬生ちゃんの遺族が会見を行いました。

冬生ちゃんの祖父
「園長が言っていることが、やっぱりちょっと信用ないと。コミュニケーションが、園自体がとれてないとものすごく感じた」

浦上被告らについては――

冬生ちゃんの祖父
「きょう初めて、亡くなって初めて、実際の顔を見た、僕も娘(母親)も。(法廷で)2人ともあいさつも何も、娘に対してもないし、目が合うということは1回もなかった。それで何を考えてるのかなと。 娘(母親)に対して、やっぱり悪かったという気持ちがあるなら頭が下がると思うんですよ。(望む判決は)懲役ですね。娘も執行猶予じゃ冬生がかわいそうだと」
(2022年9月26日放送「news every.」より)

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