- 【サッカーW杯】日本「無敵艦隊」スペイン撃破 “ドーハの歓喜”で徹夜の大学生は睡魔に勝てず…「1限寝ちゃって」
- 村上春樹の描く“都会で暮らす若者”の姿が中国の若者の心をとらえた?今夜ノーベル文学賞発表 村上春樹が中国で人気のワケは?|TBS NEWS DIG
- 【原油高】軽油・船舶の燃料・電気代値上がり…春の行楽に影響
- 赤信号を無視しワンボックスカーが交差点に進入!歩道部分に衝突&「危ない危ない危ない!」10分超のフラフラ運転をドラレコが激撮|TBS NEWS DIG
- 丸の内オアゾのエスカレーターで小6男児が6階から3階踊り場に転落し重体、リュックは6階に置いたまま|TBS NEWS DIG
- イスラエル「戦争状態」宣言 死者1000人超に 米・ブリンケン国務長官“イスラエル・サウジアラビア国交正常化妨害の可能性”|TBS NEWS DIG
【独自】接種希望者に“生理食塩水”…「抗体0.01」無断注射の女性 医師への怒り語る(2022年9月15日)
逮捕された医師が、新型コロナウイルスのワクチン接種を希望した人に「生理食塩水を打った」と供述していることが分かりました。容疑者のクリニックで、ワクチンを接種した女性を取材。「怖くて仕方がない。納得できない」と、医師への怒りを語りました。
■“業務委託料”だまし取った疑い逮捕
「ワクチンではないものを体に入れられたのが、考えるだけで不安というか、嫌です」と憤るのは、都内の病院で2回の新型コロナのワクチン接種を受けた女性です。
しかし、実際に打たれたのは、生理食塩水だった可能性が出てきているのです。
女性:「私たちは先生を信じて行くわけだから、そこが崩れたら怖くていけないじゃないですか、病院に。絶対、地元では営業してほしくない」
11日、警視庁に逮捕されたのは、東京・北区にある「王子北口内科クリニック」の院長・船木威徳容疑者(51)です。
去年10月、札幌市の家族3人に新型コロナワクチンを接種したように装い、自治体から業務委託料およそ1万4000円をだまし取った疑いが持たれています。
■“接種記録”約230人 一部で不正か
逮捕のきっかけとなったのは、船木容疑者のクリニックで接種を受けた5人から今年1月、北区の保健所に相談があったことでした。
保健所に相談した人:「接種に対して不安がある。(新型コロナに対する)抗体値が上がっていない」
そこで、区が船木容疑者にヒアリングを行ったところ、「きちんと定められたやり方で接種している」と答えたといいます。
しかし、捜査関係者によりますと、船木容疑者は調べに対し、こう供述していることが、14日に新たに分かりました。
船木容疑者:「ワクチン接種希望者に生理食塩水を打った」
クリニックには、およそ230人の接種記録があり、警視庁はこの中の一部で、不正が行われたとみています。
■接種後“違和感” 抗体量調べたら…
実際、船木容疑者のクリニックで接種を2回受けた女性も、接種直後にある違和感を覚えたといいます。
女性:「注射が終わって『はい、いいですよ』って言われた後で、帰っていいですよみたいな感じだったんで。私のほうから『先生?15分待たなくてよろしいんですか?』って。そしたら、先生が『すごい近いから、何かあったら来て下さい。連絡下さい』って言われたんで。ちょっと、あれって思ったんだけど」
副反応に対応するための待機も、女性に要請しなかったという船木容疑者。実際に、女性は副反応がなかったことにも、引っ掛かったといいます。
そこで、抗体の量を調べたところ、思いもよらない結果が出ました。
女性:「数字を見て、がくぜんとして。0.01ってなんだろう、この数字って思って。知り合いの看護師さんとかに見せたら、これはないからね。ゼロだよって。その時も、まだ疑ってなかったので。一瞬、免疫できないタイプなのかなって。そういう体質?私のほうの問題かなって、ちょっと思ってみたり…」
その後、別の医療機関でワクチンを接種したところ、抗体の量は1500近くに増え、予防効果も「高い」という結果が出たのです。
女性:「(新型コロナに)私がうつらず、(高齢の)母もうつらなかったことだけは唯一。うつっていたら、どうなっていたのかなと、怖くて仕方がない。針を2回意味なく刺されて、何かが2回入ったというだけで、それが他のものでも、生理食塩水でも、私のなかでは納得できない。絶対あり得ないと思っている。あり得ないです」
■患者から評判良い医者…なぜ生理食塩水?
船木容疑者とは、一体、どんな人物なのでしょうか?
近所の住民:「優しくて、真面目な先生だと思いました。だから、今回すごくびっくりした。患者さんにも親切だし、そういうところを尊敬してた」「近所では評判の良い先生で、24時間訪問診療もやられていると聞いてたので」
船木容疑者は、兵庫県の名門・灘高校を卒業し、東京女子医科大学東医療センターなどに勤務後、11年前にクリニックを開設。訪問診療にも力を入れ、患者からの評判は良かったといいます。
そんな医師が、なぜ、ワクチン接種を希望する患者に生理食塩水を打ったのでしょうか?
近所の住民:「先生が『僕は反対だから、うちでは打ってない』って」「(Q.反対というのは?)ワクチンが毒だから」「(Q.先生はワクチン反対と公言されていたか?)そうです。私にも言いました」
■「ワクチンは危険」信条から無断で?
新型コロナのワクチン接種には、否定的な考え方を持っていたという船木容疑者。実際、本人のフェイスブックには、こんな書き込みがありました。
船木容疑者のものとみられるフェイスブックから:「私は誰に尋ねられようが、予防接種を受ける・受けないは、自分で決めて下さいと話します。残念ながら、人間が作り出すもので安心して、大切に身体にいれるべきだ、などど、私が勧められるものなど、ない、からです」
船木容疑者は、ワクチンは危険という自らの信条から、患者に無断で生理食塩水を打ったというのでしょうか?
警視庁は、実態解明を進めています。
(「グッド!モーニング」2022年9月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く