「不屈の強さと威厳をもっていた」バイデン大統領 各国から悼む声 エリザベス女王死去｜TBS NEWS DIG
イギリスの君主として歴代最長となる、70年にわたって在位してきたエリザベス女王の死去を受けた各国の反応です。
アメリカではエリザベス女王の死去を受けて、主要なテレビが一斉に特別番組に切り替え、女王のこれまでの歩みなどを詳しく報じています。
バイデン大統領は追悼の声明を発表。「世界中の人々が個人的で直接的なつながりを感じることができた初めての君主だった」「イギリスとアメリカの同盟をより深いものにし関係を特別なものにしてくれた」と感謝の意を示しました。
また、去年6月に大統領として初の外遊で女王に面会した際の思い出に触れ、「女王はウィットで私たちを魅了し、優しさで私たちを感動させ、その知恵を惜しみなく分け与えてくださった」と振り返りました。
フランスのマクロン大統領は「エリザベス2世女王陛下は、70年以上にわたってイギリスの国家の継続性と団結を体現してきました。フランスの友で、イギリスの歴史に名を刻んだ、心優しい女王でした」とコメントしています。
また、イタリアのドラギ首相は、「エリザベス女王は落ち着きと知恵、そして民主主義への敬意をもって、イギリスを代表してきました。危機の時代に安定をもたらし、常に激しく変化を遂げる社会の中で伝統的な価値を守り続けました」と哀悼の意を表しました。
カナダのトルドー首相はツイッターに、「カナダで最も長く君臨されてきた女王陛下、エリザベス2世の死去を知り、大変心を痛めています。女王は、私たちの暮らしの中で、常に存在し、カナダ国民への献身は、永遠に、私たちの国の歴史の、重要な一部であり続けることでしょう」とコメントしています。
アラブ首長国連邦・ドバイ首長国のムハンマド首長はツイッターで、「世界でも象徴的な人物で、国家と国民を最も優れた形で代表したエリザベス女王陛下のご逝去を世界中の人とともに悼みます」とコメント。そのうえで、「女王の英国に対する責任感と驚嘆すべき生涯にわたる奉仕は、現代において比類なきものでした」と追悼しました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、女王の死去を受けて「深い悲しみの中にあります。ウクライナ国民を代表して、イギリスの皆さまに心から哀悼の意を示します」とツイッターに投稿しました。
国連のグテーレス事務総長は声明で、「エリザベス2世は、その気品、威厳、そして献身によって世界中で賞賛されました。アフリカとアジアの脱植民地化、英連邦の発展など、数十年にわたる大きな変化の中で、彼女は心強い存在でした」と死去を悼みました。
また、ロシアのプーチン大統領はチャールズ新国王に宛て弔電を送り、「女王陛下のお名前は、イギリスの近年の歴史における最も重要な出来事と切り離せない関係にある。何十年にもわたってエリザベス女王は臣下からの愛と尊敬、世界の舞台での権威を享受してきた」と述べ、哀悼の意を表しました。
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