通園バスに置き去りで3歳児死亡 臨時で運転した理事長「園児の確認は女性職員がするものと考えていた」|TBS NEWS DIG

通園バスに置き去りで3歳児死亡 臨時で運転した理事長「園児の確認は女性職員がするものと考えていた」|TBS NEWS DIG

通園バスに置き去りで3歳児死亡 臨時で運転した理事長「園児の確認は女性職員がするものと考えていた」|TBS NEWS DIG

静岡県牧之原市で、こども園のバスに3歳の女の子が置き去りとなり死亡した事故。バスを降りる際の人数確認について、運転していた園の理事長は「同乗していた70代の女性職員がするものと考えていた」と話している事が分かりました。

記者
「午前9時過ぎです。県警の捜査員およそ10人が、事故のあった川崎幼稚園に家宅捜索に入ります。決して起きてはいけない事故はなぜ起きたのか、全容解明に向け捜査が進みます」

きょう午前9時過ぎ、警察の捜査員およそ10人が静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」に家宅捜索に入りました。容疑は業務上過失致死。3歳の女の子が犠牲になった痛ましい事件です。

きのう午後2時過ぎ、「川崎幼稚園」の通園バスの中で園児が心肺停止の状態で発見され、搬送先の病院で河本千奈ちゃん(3)の死亡が確認されました。

千奈ちゃんはきのう朝の登園時に通園バスに乗り、そこから5時間にわたって置き去りにされたとみられ、警察は先ほど死因は重度の熱中症と発表しました。

記者
「牧之原警察署です。警察が通園バスの捜査を進めています」

警察は千奈ちゃんが乗っていた通園バスを押収し、捜査を進めています。事件当時、このバスは▼園の理事長が運転、▼女性職員が添乗していましたが、関係者によりますとこれまでの行政側の調査で、2人とも登園した子どもを降ろす際に車内の確認を怠っていたことが明らかになりました。

去年8月には、福岡県中間市の保育園で5歳の男の子が通園バスに9時間置き去りにされ、熱中症で死亡しました。この事件を受け厚生労働省が出した通知では、通園バスを運行する際には子どもの降車時に座席や人数の確認を実施し、ダブルチェックすることなどが求められています。

しかし、きのうは理事長が臨時で運転手を務めていて、これまでに「園児の確認は女性職員がするものと考えていた」などと話しているということです。

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