厳重警戒「記録的な暴風」のおそれ…台風11号今後の進路は 気象予報士解説｜TBS NEWS DIG
猛烈な台風11号の今後の進路などについて、多胡安那気象予報士の解説です。
台風11号が今年1番の強さで日本列島に近づいています。沖縄地方では影響が長引くおそれがあり、そのほかの各地も台風周辺の湿った空気の影響で激しい雨や雷雨となるところがありそうです。
台風は現在、猛烈な勢力まで発達しています。すでに大東島地方が風速25メートル以上の暴風域に入っていて、北大東では最大瞬間風速48.4メートルを観測しました。おととい父島で8月としては1位の記録となった風速と同じ強さです。沖縄ではさらに風が強まりそうです。
沖縄本島も含め沖縄地方では大荒れの天気が続きます。大東島地方を中心に、一部の家が倒壊するおそれがあるような猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなり、大雨にも厳重な警戒が必要となります。
■予想される最大瞬間風速（あすにかけて）
沖縄 75メートル
■予想される波の高さ（あすにかけて）
沖縄 10メートル
奄美 7メートル
このさき沖縄では瞬間的に75メートルの猛烈な風が吹きます。波の高さは、沖縄で10メートル。奄美でも7メートルと猛烈なしけや大しけとなりそうです。
■24時間予想降水量
沖縄（あす朝まで） 180ミリ
（あさって朝まで）50～100ミリ
また沖縄では雨の量も多くなり、かなり長丁場の大荒れの天気となるので、引き続き最大級の警戒をするようにして下さい。台風から離れた地域も前線が停滞しているので、このあとしばらく曇りや雨のすっきりしない天気が続きそうです。
きょうは北日本を中心に活発な雨雲がかかりますが、西日本でも太平洋側を中心に激しい雨や雷雨となるところがありそうです。
沖縄・那覇では夕方から荒れた天気となります。西日本では四国を中心に激しい雨や雷雨となるでしょう。一方、東京では晴れるところが多くなります。
東日本や西日本では30度を超えるところが多く、蒸し暑くなりそうです。
沖縄・那覇では週明けにかけて大荒れの天気が長引くおそれがあります。そのほかも曇りや雨のすっきりしない天気が続きそうです。
東京ではあすも晴れますが、気温が高く、猛暑日にせまる暑さとなりそうです。そのほかは来週はじめにかけて雨が降りやすく、とくに週末は北日本や東日本の一部で激しい雨や雷雨となるところがあるでしょう。
今後も台風情報や気象情報に注意してください。
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