韓国旧大統領府「青瓦台」でのファッション誌VOGUE韓国版の撮影に物議 「韓服なのか」国会議論に 「日本デザイナー」批判も｜TBS NEWS DIG

韓国旧大統領府「青瓦台」でのファッション誌VOGUE韓国版の撮影に物議 「韓服なのか」国会議論に 「日本デザイナー」批判も｜TBS NEWS DIG

「青瓦台」として知られた韓国の旧大統領府で行われたファッション誌の撮影が現地で物議をかもしています。何が起きたのでしょうか?

瓦が青いことから青瓦台と呼ばれ、70年余り歴代大統領が執務にあたった韓国の旧大統領府。5月の政権交代をきっかけに市民に開放されました。

実は今ある問題が…

今週発売された世界的ファッション誌「ヴォーグ」の韓国版。

撮影は青瓦台で行われ、かつてアメリカのトランプ大統領をもてなした建物や迎賓館も使われました。

テーマは韓国の伝統衣装「韓服（ハンボク）」。レースを基調としたいで立ちや、大きな花をあしらえた衣装もあります。

撮影を許可した「文化財庁」は開かれた青瓦台と韓服を広く知ってもらう趣旨だったと説明しますが、与野党の議員からは…

野党・共に民主党 イム・ジョンソン議員
「果たしてこれが大韓民国の韓服ですか？韓服に見えますか？韓服文化広報と言ったのに世界的に恥をかいただけじゃないですか？」

与党・国民の力 ペ・ヒョンジン議員
「歴史的な空間の威厳に対して私たちがどのように守るのか、青瓦台を国民に開放した本来の趣旨が毀損されないようによく管理してください」

さらに前の文在寅政権で秘書官を務めた人物はラジオ番組で「日本のデザイナーの作品もあった」と批判しました。

この騒動に、街の人たちは…

市民
「問題ないと思う」「おしゃれに見えます」

市民
「青瓦台は市民にオープンな状態です。問題視するのは国会議員たちだけですよ」

市民
「デザイナーに国籍は関係ないと思います」

一方で、こんな意見も…

市民
「日本のデザイナーまで使って、韓国を代表する場所、青瓦台で作品を見せる必要があるのか」

「文化財庁」は今後、青瓦台での撮影許可に関する基準を厳しくする方針です。

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