【意外】本屋で“イチゴ” 教習所で“キクラゲ” 意外な場所での“栽培”広がる

【意外】本屋で“イチゴ” 教習所で“キクラゲ” 意外な場所での“栽培”広がる

【意外】本屋で“イチゴ” 教習所で“キクラゲ” 意外な場所での“栽培”広がる

「なぜこんなところに野菜や果物が!?」と言いたくなるような、意外な場所での野菜などの栽培が広がりを見せています。

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“大都会”東京・六本木にある書店の店内で、ひと際目を引くのが今月から実験的に設置しているイチゴの“栽培スペース”です。

お客さん
「本の中にイチゴがあるっていう景色が不思議だなと思いました」

「ぜひ、食べてみたいなって」

9日から収穫体験を行い、とれたてのイチゴを使ったスイーツなども販売するということです。

日本出版販売 山元佑馬さん
「『えっイチゴ?』みたいな。都会で夏にイチゴがなるっていう特別な、この場でしか味わえない体験を味わってもらいたい」

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場所を選ばない栽培キットも登場しています。

組み立てにかかる時間はわずか3分ほどで、あとはスポンジの上に種をまき、タンクに水を入れてスイッチを入れるだけです。LEDの光でレタスなど葉物野菜が30日ほどで、ほかにもアスパラや果物も育てられる「全自動水耕栽培キット」です。土を必要としないため、自宅のリビングなど好きな場所に置けて、いやな虫の心配もないということです。

購入者
「(自宅の)リビングの棚の上に置きました。虫の心配もないので」

実はこの「栽培キット」を販売しているのは、もともと農業と関係がない沖縄県にある旅行会社です。

EGLOKINAWA 物販事業マネジャー・宗像園美さん
「新型コロナの流行でインバウンド業務が完全に停止してしまったので、物販に力を入れて会社存続のために頑張っている」

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中華料理などでもおなじみ、コリコリした食感がたまらないキクラゲも、意外な場所で栽培されています。

キクラゲを栽培しているのは、北海道にある自動車教習所です。系列の道内3つの教習所でも販売しています。きっかけは若者の“車離れ”です。

恵新自動車学園 佐藤幸久常務
「少子高齢化が進んでいて、若い方の免許取得の人口も減ってきているので」

少しでも収益をあげるため、国産はほとんど出回っていないキクラゲの栽培に乗り出しました。すると、輸入品とは全く異なるというキクラゲの食感と味が、高齢者講習で来たお年寄りなどの間で評判になりました。

高齢者講習に来た人
「生キクラゲと乾燥したやつですね。考えているのは、これとこれです」

教習所だけでなく、町の観光物産センターでも販売を開始しました。すると、その評判はさらに広がり。

エルラプラザ 森美加子さん
「観光客の方でも見つけて買っていただく方もいます。10個買っていただく方もいます」

地元の活性化につながる町の新たな名産品として、“教習所産”キクラゲへの期待がますます高まっています。
(2022年8月8日放送「news every.」より)

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