【大仏の里帰り】原爆ドーム近くで復興見守った『広島大仏』所在不明~奈良の寺院で発見…今年実現した広島への“里帰り”(2022年8月8日)

【大仏の里帰り】原爆ドーム近くで復興見守った『広島大仏』所在不明~奈良の寺院で発見…今年実現した広島への“里帰り”(2022年8月8日)

【大仏の里帰り】原爆ドーム近くで復興見守った『広島大仏』所在不明~奈良の寺院で発見…今年実現した広島への“里帰り”(2022年8月8日)

戦後、原爆ドームの近くで復興していく広島を見守った大仏があります。その後、所在がわからなくなり人々の記憶からも薄れていきましたが、約10年前に奈良の寺院で発見され、今年“里帰り”が実現することになりました。
 奈良県安堵町の極楽寺。この寺にあまり世に知られていない“大仏”があります。奈良に眠る『広島大仏』。鎌倉時代に現在の山形県でつくられたこの仏像は、明治の廃仏毀釈を免れ、大正時代に広島県へ。戦後、“原爆の犠牲者を供養する仏様にしよう”という機運が高まり、原爆ドームのすぐ近くに大仏殿が建立されました。そして広島大仏と称され1950年~55年まで人々を見守ったのです。その後、所有権をめぐる混乱の末、所在が不明に。再びその存在が明るみに出たのは半世紀以上も後のことでした。
 広島大仏の写真に偶然出会った田中住職が、自分の寺にある仏像と同じではないかと感じて調査。11年前の2011年に広島大仏であることを突き止めたのです。その後、田中住職は“大仏を里帰りさせたい”という思いを温めてきました。
 (極楽寺 田中全義住職)
 「私はどちらかと言うと、今のこの日本を平和に導いた第一歩を踏み出した人たちの思いを大切にしていかないといけないなと。枯れた土に芽を植えた人たちを私たちが忘れていては、きっと未来に平和はないんじゃないかなと」
 そして今年、ついに広島の企業の協力も得て、“里帰り”が実現することになりました。原爆ドーム横の複合施設「おりづるタワー」で今年7月から公開されることが決まったのです。
(2022年8月8日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

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