ロシアが再び黒海沿岸を攻撃 ウクライナ産穀物の輸出再開は不透明｜TBS NEWS DIG
ウクライナの穀物輸出再開に向け、トルコに置かれた「合同調整センター」が活動を始めました。一方で、穀物輸出の拠点、オデーサに近い黒海沿岸の町が攻撃され、再開実現は不透明です。
ロシア国防省は26日、軍の代表団がトルコ・イスタンブールに入り、ウクライナと仲介役のトルコ、国連とともに現地に置かれた「合同調整センター」で作業を始めたと発表しました。
このセンターはロシアによる黒海の封鎖で、ウクライナからの穀物輸出が滞っている問題を受け、4者協議による合意に基づき、穀物を運ぶ船を監視するために設置されたものです。
ロシア国防省は「ロシアの任務は、合意実現のために必要な全ての問題を速やかに解決することだ」としています。
しかし。
オデーサ州の当局者によりますと、26日朝、ロシア軍がミサイルで黒海沿岸の町を攻撃しました。輸出再開で合意した直後の23日にも、穀物輸出の拠点、オデーサの港に攻撃があり再開の実現は不透明さを増しています。
ゼレンスキー大統領は、ごく普通の住宅が被害を受けたと非難しました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ミサイルは軍艦などを破壊するために、設計されたものだった。こうした武器でロシア軍は、民間施設を破壊したのだ」
また、ロシアが侵攻開始して以降これまでにロシア側が失った兵士は、4万人に上るとの見方を示しています。
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