英ジョンソン首相が辞意表明 与党内からの辞任圧力に屈した形｜TBS NEWS DIG
イギリスのジョンソン首相が辞意を表明。与党内からの辞任圧力に屈した形となりました。
イギリス ジョンソン首相
「新たな党首、つまりは新たな首相が必要という保守党の意思は今や明らかです。私にとって世界で最高の仕事を辞めるのはとても悲しいことです。でも、仕方のないことです」
7日、辞意を表明したジョンソン首相。EU離脱や新型コロナワクチン接種計画の素早い実施、ウクライナへの支援など実績を列挙する一方で、自らを追い詰めた政権幹部のセクハラ問題について、事実と異なる説明をしたことへの言及はありませんでした。
次期首相となる保守党の新たな党首選びのスケジュールは来週発表される予定です。ジョンソン首相は次の党首が決まるまでは首相として職務を続けるとしていますが、反発する声も出ています。
ウクライナのゼレンスキー大統領はジョンソン首相と電話で会話し、“悲しいニュース”だとしたうえで、これまでの支援への感謝を伝えました。
一方、ロシアの大統領報道官は「彼はロシアをとても嫌っている。我々も彼のことが嫌いだ」とコメント。「対話による問題解決の妥当性を理解できるプロフェッショナルな人物が政権の座に就くことを期待したい」としています。
また、ロシアのメドベージェフ前大統領はSNSに「“ウクライナの親友”が去っていく」ウクライナの「“勝利”は危なくなった」と投稿しました。また、「イギリスの傲慢で凡庸な政治の当然の結果だ」と強調しています。
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