“高級品種の桃”育てる農家は大雨の影響懸念 水不足を心配していた中での雨だが…（2022年7月5日）
７月５日午前、台風４号は九州で温帯低気圧に変わりましたが、近畿地方と徳島県では引き続き、大雨・土砂災害・河川の増水に警戒が必要です。大雨は農家にも影響を及ぼしています。
５日、和歌山県紀の川市の桃山町で、大雨の中、収穫作業が行われているのは、これから最盛期に入る「あら川の桃」です。
（桃農家 新谷幸治さん）
「この前までは水やりしてたんですよ。（桃の）おしり見てようなってきたらとっても（大丈夫）。きれいな色」
「あら川の桃」は、１２個入り８５００円前後で販売されている高級品種です。桃農家の新谷幸治さん（７２）は水不足を心配していた矢先だけに胸をなでおろしながらも、これ以上のまとまった大雨や強風になると、やわらかい桃が傷んでしまうおそれもあるといい、心配は尽きません。
（桃農家 新谷幸治さん）
「こればっかりはね、風が来るから（早く）とるというわけにはいかないので。熟度とか糖度を測ってますんで。青かったらみんな出される（出荷できない）んですよ。それとお客さんがやっぱり来年から買ってくれないからね」
７月６日にかけて近畿と徳島では局地的に大雨となるおそれがあり、土砂災害や河川の増水に警戒が必要です。
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