14日間の逃亡劇の末…「埼玉帰ろっか」に「はい」素直に連行応じる 浦和パチンコ店“強盗”「仕事のストレスでやった」｜TBS NEWS DIG

14日間の逃亡劇の末…「埼玉帰ろっか」に「はい」素直に連行応じる 浦和パチンコ店“強盗”「仕事のストレスでやった」｜TBS NEWS DIG

今月5日、さいたま市のパチンコ店で起きた強盗殺人未遂事件。公開手配の後、おととい熊本市で従業員の男が逮捕されました。14日間の逃亡生活の様子とは…

「思いつくまま西に逃げた」

公開手配されていたパチンコ店従業員の葭田拓央容疑者（24）。
今月5日朝、勤務先のJR浦和駅前のパチンコ店で、同僚2人の頭を金属製のハンマーで複数回殴ってけがをさせ、現金およそ1100万円を奪った強盗殺人未遂の疑いが持たれています。

おととい熊本市内で逮捕され、14日間の逃亡劇が幕を閉じました。どのように逃亡を続けていたのでしょうか。

捜査関係者によりますと、葭田容疑者は犯行直後、JR浦和駅から東京駅に向かいます。その後、新幹線に乗ると、名古屋駅や広島駅を経由し夜には博多駅へ降り立ちます。

記者
「葭田容疑者は、博多駅前のネットカフェで寝泊まりしていました。昼はネットカフェで過ごし、夜は外出していたとみられます」

そして逃亡6日目の深夜、長崎駅でその姿が確認されます。

記者
「葭田容疑者は長崎市内のホテルに宿泊する際、偽名を使っていたということです」

ホテルの受付では、福岡県久留米市の住所を書き込みましたが、その住所は実在する「道の駅」のものでした。

さらに、公開された逃亡直後の防犯カメラの画像ときょうの送検の様子。髪が短くなっている様子がうかがえます。

葭田容疑者は捜査から逃れるためか、逃亡中に散髪をしたり頻繁に服を着替えたりしていたということです。

その後、佐賀県を経由し、逃亡12日目からは熊本市内のホテルに宿泊していた葭田容疑者。防犯カメラの追跡捜査や、ホテルへの聞き込みなどから居場所を突き止めた埼玉県警の捜査員は、おととい午前、チェックアウトした直後の葭田容疑者に声をかけます。

埼玉県警捜査員「埼玉、帰ろっか」
葭田容疑者「はい」

葭田容疑者は素直に応じ、大人しく捜査車両に乗せられたといいます。逮捕後の取り調べでは…

葭田容疑者
「遠くに逃げようと思って逃げた。仕事のストレスでやった」

持っていたリュックには多額の現金が入っていて、警察は、奪った金の一部を逃亡資金にあてたとみて捜査しています。

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