衆院“新しい区割り”各地で困惑の声も 山口3区や和歌山2区分割…有力議員ひしめくお膝元でも｜TBS NEWS DIG
衆議院選挙の「一票の格差」是正のため、いわゆる“10増10減”の新たな区割りが発表されました。自民党の有力議員がひしめく選挙区にも影響し、困惑の声が広がっています。
改定案では東京の選挙区が5つ増え、全国最多の30に拡大されます。
東京18区を地盤とする自民党の長島衆院議員は、自らの選挙区が分断されています。
自民党 長島昭久衆院議員
「真っ二つに分かれていますから。なんとも、言葉がないですね。どっちで戦うかっていうことなんですよ。これは私の選択でもあるし、有権者の選択でもあるんで」
山口県は選挙区が4から3に減ります。林外務大臣の選挙区である3区が分割され1区と4区に吸収。安倍元総理などを巻き込んだ公認争いが予想されます。
さらに和歌山でも2区が分割され、1区と3区に吸収されます。二階元幹事長や石田元総務大臣の地元であるほか、世耕参院幹事長が鞍替え出馬を狙っているとも囁かれていて、調整が難航しそうです。
自民党内では「地方いじめ」などとして、制度の見直しを求める声が上がっていますが、野党側は国会で決まったこととして「ひっくり返すのはあってはならない」と反発しています。
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