給付金“2億円詐欺”主犯格の男“不可解な帰国”逮捕・・・友人「ランボルギーニ購入も」(2022年6月14日)

給付金“2億円詐欺”主犯格の男“不可解な帰国”逮捕・・・友人「ランボルギーニ購入も」(2022年6月14日)

給付金“2億円詐欺”主犯格の男“不可解な帰国”逮捕・・・友人「ランボルギーニ購入も」(2022年6月14日)

 東京国税局職員らによる持続化給付金詐欺事件で、中東のドバイに出国していた主犯格の男が突如帰国し、逮捕されました。

■“不可解な帰国”警察「理由分からず」

 相次いで起きている新型コロナを巡る持続化給付金詐欺事件。そのうちの一つ、東京国税局職員の男らが逮捕された事件で、主犯格の松江大樹容疑者(31)が、詐欺の疑いで逮捕されました。

 不可解なのは、帰国の経緯です。松江容疑者は今年2月、アラブ首長国連邦のドバイに出国していましたが、13日午後、捜査員の付き添いもなく、自ら成田空港に帰国したのです。

 帰国の情報を事前に入手した捜査員が待ち構え、空港での逮捕に至りました。この状況に、警察も首をかしげています。

 警察:「帰国の理由は分かっていない。1人で帰国。家族も一緒ではなかった」

 逃げ切れないと判断したのか、それとも別の理由があるのか、詳しい経緯は明らかになっていません。

 この事件は、持続化給付金100万円をだまし取ったとして、東京国税局の職員・塚本晃平容疑者(24)、そして、東京・三鷹市に住む会社員・佐藤凜果容疑者(22)ら7人が、すでに逮捕されています。

 警視庁によると、このグループは、およそ200人に不正受給させ、2億円ほどをだまし取ったとみられています。そのうち8割を超える、およそ1億7000万円が、松江容疑者に渡っていた可能性があるということです。

■この2年で・・・「ランボルギーニ購入も」

 松江容疑者の友人によると、「この2年ほど金遣いが荒く、羽振りが良かった」といいます。

 松江容疑者の友人:「車を買ったりとかは、インスタで見ていた。ロールスとか、ランボルギーニとか。普通、ネットワークビジネスじゃ逮捕とかいかないので。給付金詐欺と聞いて、びっくりはした。人を紹介しないと、そんなに利益になるような話でもないので。人を紹介するために、皆、頭を使いながら、頑張っていると聞いた。彼は、彼の名前だけで集客できていた」

 松江容疑者は、大手企業を脱サラして、暗号資産の投資事業を始めたといいます。

 松江容疑者の友人:「20代前半で(会社を辞め)、飲食店をやり始めた後くらいから、ネットワークビジネスに本腰を入れて、活動し始めた。家族はいます。お子様もいらっしゃいます。めちゃくちゃ明るいというか、礼儀正しくて、人当たりが良い。彼を嫌いとかいう人は、自分の周りにはいない」

 終始、顔を隠し続けようとした松江容疑者。「弁護士が来てから話します」と、詐欺容疑の認否を留保しているということです。

(「グッド!モーニング」2022年6月14日放送分より)
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