参院選・東京選挙区② あの候補の登場で大激戦に|TBS NEWS DIG
参議院選挙の投開票日とみられる7月10日まで1か月となりました。ある候補の登場でさらなる激戦となり、各党が対応に追われています。
れいわ新選組 山本太郎氏
「東京です。東京から出ます」
れいわ新選組の山本太郎氏が先月、東京選挙区からの出馬を表明。山本氏は2013年、同じ参院選・東京選挙区でおよそ66万票を得て当選。2年前の都知事選でもおよそ65万票を得ていて、今回も一定の「固定票」を奪うのではないかと見られています。
立民・関係者
「波乱要因だ」
国民・若手議員
「相当厳しい。山本太郎が一番怖いよ」
れいわ新選組 山本太郎氏
「いまやるべきは消費税の廃止、最低でも減税。絶対だと皆さん思われません?あなたがいるから変えられる、あなたがいなきゃ始まらない。その先頭に私たち、れいわ新選組に立たせていただきたいんです」
山本氏の登場でさらに激戦となった東京選挙区。
他の野党は対応に追われます。
立憲民主党 蓮舫氏
「少子化にまつわる課題はもうこれまでに出尽くしている。あとは財源をつくるだけじゃないですか」
立憲民主党の蓮舫氏は過去2回、トップ当選を果たしたものの、今回は危機感を隠せません。
立憲民主党 蓮舫氏
「今、うちの党、勢いないですからね。その中でも、その党の勢いではなくて、蓮舫個人として評価してもらいたいな」
立憲民主党は去年の衆院選で敗北後、支持率は低迷したまま。
「お姉ちゃんも大好きなんです」
国会でも存在感を示せず、「今回、トップ当選は難しいのではないか」と関係者は指摘します。
立憲民主党 松尾明弘氏
「インフレや物価高に対抗できるように、きちんと給料を上げるような政治をやることができるんです」
また、立憲民主党は2人目の候補、松尾明弘氏の応援に連日ベテランを投入。知名度アップと2議席目の確保を狙います。
衆院議員を1期務めた松尾氏は、大学時代はバレーボール部。同じ東京選挙区から立候補する自民党・朝日健太郎氏とは大学時代も対戦したということですが・・・
立憲民主党 松尾明弘氏
「向こう(朝日氏)は全日本代表でオリンピックの選手で、私は普通の大学生ですから、ボロ負けしたわけですよ。(選挙で)借りを返して勝ちたいと思っています」
一方、今年、創立100年を迎える共産党からは山添拓氏が出馬する予定です。
共産党 山添拓氏
「どんなことがあっても戦争を起こさせない。政治はそのことに責任を持つべきではないでしょうか」
参議院議員1期目ながら予算委員会の理事に抜擢されるなど、共産党支持者には知名度の高い山添氏。
“YAMA部”メンバー
「ファンになって、そのままYAMA部に入っちゃいました」
非公認ながら山添氏のファンクラブもあるといい、共産党は大激戦の中、組織の引き締めを図ります。
共産党 山添拓氏
「幅広い、分厚い議員層を作っていく上で、私に課せられた役割っていうのがある」
ファーストの会 荒木千陽氏
「大変著名な方、アイドルの方、スポーツ選手、大激戦、大混戦の中に手をあげさせていただいています。派手であるのは大事かもしれない。しかし―」
「ファーストの会」から挑戦するのは荒木千陽氏。荒木氏は国民民主党から推薦を得ていますが、大激戦で頼りになるのはやはり、この人。
小池百合子都知事
「この彼女を国政で生かさないのは、もったいないと思うんですが、みなさんいかがでしょうか」
小池都知事の秘書を長年務めた荒木氏は、小池氏との二人三脚をアピール。
他の陣営は小池氏がどこまで前面に出るか、警戒しています。
ファーストの会 荒木千陽氏
「小池知事と私、都議会議員としての実績も含めて、相乗効果で様々なことを訴えていきたい」
東京選挙区にはこのほか、社民党から服部良一氏、NHK党から松田美樹氏、小川友樹氏、猪野恵司氏、説田健二氏、田中健氏、長谷川洋平氏が立候補を予定しています。
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