【中国】“ゼロコロナ”政策で就職活動にも影響 大学閉鎖に移動制限で…
感染拡大で中国経済が大きな打撃を受ける中、政府が続ける厳しい“ゼロコロナ”政策は、就職活動を行う大学生たちに暗い影を落としていました。
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中国・北京では感染は落ち着きつつあるものの、1人でも感染者が確認されると、周辺の地区ごと封鎖される状況が続いています。
記者（中国・北京、8日）
「こちらは街一帯が今も封鎖管理におかれていて、閉鎖する壁がずらーっと奥まで続いています」
こうした厳しい「ゼロコロナ」政策が影を落としているのが、深刻化する就職難です。
就職活動中の学生（中国・天津、8日）
「コロナの影響が大きいです。就職活動に大きな影響があります」
6月末に大学を卒業する23歳の女性に話を聞きました。IT企業などを志望していますが、就職先がみつからないといいます。
感染拡大で中国経済が大きな打撃を受ける中、今年、大学を卒業する学生は過去最多のおよそ1076万人に上ります。競争も激化しています。
就職活動中の学生
「これまでに（履歴書は）55～56社に送りました。（Q.面接したのは？）3社です」
女性の大学は閉鎖しているため、地方の実家に帰省していますが、北京への移動が制限されている中、就職活動もままならないといいます。
就職活動中の学生
「早く北京に行って就職活動をしたい。不安でイライラすることもあります」
中国政府によりますと、4月の都市部の若者（16歳～24歳）の失業率は過去最悪の18.2％でした。習近平指導部は、雇用の安定を重要課題として掲げています。
(2022年6月8日放送「news every.」より）
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