利用者増の電動アシスト自転車 子ども乗せたままの転倒などに注意を 「“ケンケン乗り”もしないで」 NITEが呼びかけ｜TBS NEWS DIG
出荷台数が年々増加している電動アシスト自転車について、NITE・製品評価技術基盤機構は子どもを乗せたまま転倒する事故などに注意を呼びかけました。
NITE・製品評価技術基盤機構によりますと、去年の電動アシスト自転車の出荷台数はおよそ79万台で、10年前（およそ40万）から倍近くに増加しています。
一方で、電動アシスト自転車の事故も警察庁の統計では去年1年間で3773件報告されていて、これは10年前（1238件）の3倍以上となっています。
NITEによりますと、電動アシスト自転車の使い方が原因の事故では、子どもを乗せたまま自転車を止めた時に、倒れてけがをする事例などが報告されているということです。
電動アシスト自転車は一般の自転車よりも重いため、倒れたときに支えられないケースも多く、NITEは、▼子どもを乗せたまま自転車から離れない、▼子どもだけで乗り降りをさせない、▼座席の耐荷重を確認することなどを呼びかけています。
また、バッテリーの取り付けが不十分で走行中に外れて足に当たり、足の指にけがをしたケースや、バッテリーの破損などが原因で走行中に発火する例も報告されていて、NITEは、▼バッテリーを確実に取り付けることに加え、▼転倒などでバッテリーに衝撃を与えた場合は販売店やメーカーに状態を確認してほしいとしています。
さらにアシスト機能に不慣れで急発進してしまい、転倒する事故も起きていて▼操作に慣れるまで人の多い道で乗らないことや、▼「ケンケン乗り」とも言われる片足で地面を蹴ってスピードをつけて乗るのはやめるよう呼びかけています。
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