『来年の完全復活目指して』…天神祭の「奉納花火」「船渡御」３年連続の中止が決定（2022年5月25日）
天神祭で打ち上げられる「奉納花火」。新型コロナウイルスの影響で３年連続の中止が決まりました。
（大阪天満宮 寺井種治宮司）
「船渡御・奉納花火というのは中止、自粛せざるを得ないのかなという結論に致したわけでございます」
実行委員会は今年の天神祭について、花火や船渡御など多くの人が集まる一部の行事について今年も中止にすることを決めました。
「天神祭」は日本三大祭りのひとつで、７月２５日の本宮の夜は篝火や提灯を掲げた約１００隻の船が大川を行き交う「船渡御」があり、「奉納花火」が打ち上げられます。毎年１００万人以上が訪れますが、新型コロナウイルスの感染拡大でおととしから船渡御や花火などは中止されています。
今年は飲食店への時短要請もなくなり経済活動再開の兆しもみえる中でしたが、感染拡大の危険性を考慮して中止を決めたということです。
（大阪天満宮 柳野等禰宜）
「来年の完全復活を目指して。来年はきちんとやるんだと、全部実行するんだという思いをもとに、今年の天神祭をさせていただきたい」
３年連続となった天神祭の花火の中止に街の人は次のように話しました。
（街の人）
「行こうと思っていました、浴衣着て。コロナで実施も大変だと思うんですけどやってほしい気持ちがあります」
「コロナ禍だしやめておいたほうがいいんじゃないかなと。個人的には」
「今年はやってほしかったかな。ただまぁ、あれだけ人が集まるのは抵抗感ある人もいるやろうしね」
一方で、約３０００人の行列が練り歩く「陸渡御」は、人数を半分ほどに縮小して３年ぶりに復活するということです。
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