無罪のプレサンス前社長“特捜部検事２人が違法な取り調べ”刑事告発…大阪地検が受理（2022年5月19日）
土地取引をめぐる横領事件で、大阪地検特捜部の検事２人が事件の関係者に違法な取り調べをしたとする告発状を大阪地検が受理したことがわかりました。
不動産大手「プレサンスコーポレーション」の前社長・山岸忍さんは、大阪の学校法人の元理事長らが土地取引をめぐって２１億円を横領した事件に関わったとして大阪地検特捜部に逮捕・起訴されましたが、共謀の根拠とされた元部下の証言に「疑いが残る」として無罪が確定しました。
山岸さんは今年３月、特捜部の検事２人が検察のストーリーに沿う供述を引き出すために取り調べで元部下を脅迫したなどとして、最高検察庁に刑事告発していました。山岸さんの代理人弁護士によりますと、５月１１日付けで大阪地検が告発状を受理し、捜査には刑事部が当たるということです。
山岸さんの代理人弁護士は「大阪地検には形式的な捜査ではなく正面から取り上げてほしい」と話しています。
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