コロナ消毒剤の臭いで体調不良者相次ぐ 上海(2022年5月16日)
中国・上海の一部地域で、コロナ対策のためにまかれた消毒剤の影響で嘔吐（おうと）やめまいなどの体調不良を訴える住民が相次ぎました。
住民：「水で溶けた。おばさんのほうきも汚れてしまった。全部消毒液だ。清掃できない。すぐ溶けてしまうから」
アスファルトの上にまかれた、大量の「白い粒」。この映像は14日、上海市内の団地で撮影されました。
この白い粒から発せられる臭いが原因で、嘔吐やめまいなどの体調不良を訴える住民が相次ぎました。
地元当局などの発表によりますと、この白い物体はコロナ対策のために、路上や下水道にまかれた消毒成分のあるタブレットだということです。
地元当局は住民に謝罪し、「雨の日に路上や下水道に消毒剤をまき、広範囲を消毒するつもりだったが、当日の雨量が予想より少なかった」とコメントを発表しています。
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