【特捜部】違法“融資仲介” 遠山元議員ら４人を在宅起訴
公明党の衆議院議員だった遠山清彦元財務副大臣が融資の違法な仲介に関与したとされる事件で、東京地検特捜部は２８日、遠山元議員ら４人を在宅起訴しました。
在宅起訴された公明党の元衆議院議員、遠山清彦被告と会社役員の牧厚被告ら合わせて４人は、日本政策金融公庫と借り手との融資契約をめぐり、無登録で繰り返し融資の仲介業務をした罪に問われています。
関係者によりますと、遠山被告は起訴内容を認めているということです。
仲介受けた会社関係者
「（遠山先生からは）『コロナで今、大変困っている会社がたくさんあるだろうから』『そういう会社があったら言ってくださいね』と、可及的速やかに（融資を）やってくれるような働きかけはしていただけるという話でした」
――仲介して不正なお金を得たことは？
牧厚被告（今年８月）
「やらないよ、そんなこと」
ほかに、在宅起訴されたのは別の公明党・前衆議院議員の秘書だった渋谷朗被告とコンサルタント業を営む川島裕被告です。
一方、特捜部は遠山被告の元秘書２人についても捜査を進めてきましたが、２８日、不起訴処分としました。関与が従属的だったと判断したとみられます。
在宅起訴を受け、遠山被告は「国民の皆様には心よりお詫び申し上げます」などとするコメントを発表しました。
（2021年12月28日放送）
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