王子動物園パンダ「旦旦」の中国返還“１年延期”決定　コロナ影響と病状観察のため（2021年12月27日）

王子動物園パンダ「旦旦」の中国返還“１年延期”決定　コロナ影響と病状観察のため（2021年12月27日）

兵庫県神戸市の王子動物園にいるメスのジャイアントパンダ「旦旦」について、中国への返還が来年１２月末まで１年延期されることが決まりました。

　「旦旦」は当初２０２０年７月までに返還される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でこれまで２回、返還が延期されていました。

　王子動物園によりますと、今年３月に「旦旦」の心臓疾患が判明して病状を観察する必要があるほか、中国・四川省への直行便が運休していることなどから、３度目の延期が決まったということです。

　（神戸市立王子動物園　加古裕二郎園長）
　「この時期なので来年も神戸で旦旦がお正月を迎えてくれるというのは多くのファンの皆さまにとってもよかったなと思います」

　「旦旦」は屋内で観覧することができ、今後も日中双方の専門家が協力して治療に取り組んでいくとしています。

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