【北朝鮮】弾道ミサイルを発射 ロシアの“核発言”意識か

【北朝鮮】弾道ミサイルを発射 ロシアの“核発言”意識か

【北朝鮮】弾道ミサイルを発射 ロシアの“核発言”意識か

4日昼ごろ、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射しました。今年に入り13回目となるミサイル発射。北朝鮮の狙いについて、専門家に聞きました。

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岸田首相
「安保理決議違反であり、強く非難するとともに、抗議を行ったところであります」

防衛省によると、4日午後0時2分ごろ、北朝鮮の西岸付近から弾道ミサイル1発が東の方向に発射され、日本のEEZ(排他的経済水域)の外に落下しました。北朝鮮によるミサイルの発射は、巡航ミサイルを含めると今年だけで13回目です。

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先週、北朝鮮は、朝鮮人民革命軍の創設90年を祝う軍事パレードを行いました。

北朝鮮 金正恩総書記
「いかなる勢力であれ、軍事的対決を試みるのであれば、彼らは消滅する」

さらに、金正恩総書記は「保有する核武力を最大限急速に強化、発展させる」と述べ、核・ミサイル開発を加速させる方針を強調していました。

北朝鮮は3月25日、映画を模倣したかのような映像を公開し、新型のICBM(大陸間弾道ミサイル)「火星17」の発射実験を行ったと主張しました。高度6248.5キロまで上昇し、約68分間飛行し、日本海に着弾したとしていました。
     
その映像が公開された前日の3月24日、北朝鮮は、北海道の西にある日本のEEZ内にミサイルを着弾させました。

また、北朝鮮は3月16日、核兵器の運用を強化するための「新型戦術誘導兵器」の発射実験として、2発のミサイルを発射しています。

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韓国軍によると、4日の弾道ミサイルは北朝鮮・平壌の順安一帯から発射され、高度は約780キロ、飛距離は約470キロだったということです。

また、防衛省によると、これまでのところ、航空機などに被害は確認されていないということです。

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今回の発射の背景について、朝鮮半島情勢に詳しい早稲田大学大学院・李鍾元教授に聞きました。

朝鮮半島情勢に詳しい 早稲田大学大学院 李鍾元教授
「4月25日のスピーチでも、核の使用の範囲を広げたんですね 。以前は『抑止力』と言っていたのを、国家の根本利益が侵害されれば使うと 」

「プーチン大統領がウクライナに対して、核の脅しを頻繁に行っています。その流れを利用するという面もある」

李教授は「今月10日の韓国新政権発足、今月20日から行われるバイデン大統領の日韓訪問が、今後重要な節目になってくる」と話しています。
(2022年5月4日放送「news every.」より)

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