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【ウクライナ侵攻】“製鉄所”市民残る中…ロシア軍攻撃再開 西部で大きな爆発も
ロシア軍に包囲されていたウクライナ南東部マリウポリの製鉄所などから避難した市民が3日、目的地に到着しました。一方、製鉄所ではロシア軍が攻撃を再開していて、さらなる避難が実現するかは不透明です。
マリウポリから避難した人を乗せたバスは3日、200キロほど離れた南部のザポリージャに到着しました。避難の調整に当たった国連などによりますと、到着したのはアゾフスタリ製鉄所から避難した人や近隣で合流した人など、127人だということです。
避難した人「私は以前に戻りたいのです。ただそれはもう無理だとわかっています。私は家族の新しい章を開き、私の人生の新しいページを書き始めないといけません」
一方、製鉄所には依然、多くの市民が取り残されていますが、ロシア軍は攻撃を再開したということです。
ロシア国防省は、ウクライナ側の部隊が避難に伴う一時停戦を利用し、攻撃の準備を進めたためと主張していて、今後、さらなる避難が実現するかは不透明です。
ウクライナ側はロシア軍の攻撃で女性2人が死亡したとしていて、ゼレンスキー大統領は「ロシア軍が合意を守らず、大規模な空爆を続けている」と非難しています。
こうした中、西部のリビウ州では3日、大きな爆発がありました。リビウ市長によりますと、ミサイル攻撃により少なくとも2人がケガをしたほか、市内の一部地域が停電したということです。
また、ロイター通信によりますと東部ドネツク州の知事は3日、ロシア軍の攻撃を受け、21人が死亡、27人がケガをしたと明らかにしました。
(2022年5月4日放送)
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