日本の対ロ制裁に皮肉交じりの批判「ヒステリー、米追従」(2022年4月7日)

日本の対ロ制裁に皮肉交じりの批判「ヒステリー、米追従」(2022年4月7日)

日本の対ロ制裁に皮肉交じりの批判「ヒステリー、米追従」(2022年4月7日)

 ロシア外務省のザハロワ報道官、定例のオンライン会見で皮肉まじりに日本を痛烈に批判しました。

 ロシア外務省・ザハロワ報道官:「日本政府はうらやましいほどの執念で、反ロシア・ヒステリーを起こし続け、アメリカから受けた指示を素直に実行しています」

 ロシアによるウクライナ侵攻を受け、欧米諸国と連携して日本も発動した対ロシア制裁。

 これに対し、ロシア側は新たに対抗措置を取ると表明しました。

 ロシア外務省・ザハロワ報道官:「日本の現政権は前任者たちが長年にわたって築いてきた、互恵的な協力関係の前向きな発展を、一貫して破壊し続けています。さらなる対抗措置を計画的に進め、効果的に実施していきます」

 岸田政権に対して強い不満をあらわにし、対抗措置を取ると明言したロシア。

 すでに、北方領土問題を含む日本との平和条約交渉を中断すると表明していますが、新たな対抗措置の具体的な内容には言及しませんでした。

 これに対し、日本政府は・・・。

 松野官房長官:「日本側に責任を転嫁しようとするロシア側の対応は、極めて不当であり、我が国として受け入れられません。ロシアに対して強い制裁措置を取っていくことが必要だと考えており、引き続きG7(主要7カ国)をはじめとする国際社会と連携して、適切に対応していく考えであります」

 G7は日本時間の7日午後、外相会合を開き、林外務大臣も出席。G7外相会合では追加の制裁措置について話し合われました。

 ウクライナの首都・キーウ近郊ブチャでの市民への虐殺を受け、自民党内からはより厳しい措置を求める声が上がっています。

 自民党・佐藤正久外交部会長:「金融や、あるいは貿易等での厳しい追加制裁はもちろんのこと、欧米と同じように一部のロシア外交官の追放も、私は連携しながらやるべきだと思います」

 制裁に対する報復はメディアを巡っても激しくなっています。

 欧米諸国がロシア国営メディアの活動を制限したことを受け、ロシアではロシア国内での外国メディアの活動を制限する法案が議会に提出されました。

 この法案は「ロシア軍の名誉を汚す」報道を行ったメディアに対し、活動停止などを命じるもので、実質的にウクライナ侵攻に批判的な外国メディアの報道を取り締まる内容になっています。

 法案は議会で可決された後、プーチン大統領の署名を経て施行される見通しです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事