プーチン大統領の娘2人の資産凍結 アメリカが対ロ追加制裁発表
アメリカがロシアへの新たな経済制裁を発表しました。プーチン大統領の娘2人の資産を凍結することなどが盛り込まれています。
アメリカ バイデン大統領
「ロシアへの経済的負担を増やし続け、プーチンの苦痛を増大させ、ロシアの経済的孤立をさらに深める」
新たな経済制裁では、ロシア最大手の金融機関「ズベルバンク」と国内4位の「アルファバンク」について、アメリカ国内の全ての資産を凍結し、アメリカとの取り引きも一切、禁止します。
また、アメリカからロシアに新たな投資を行うことも全面的に禁止しました。
さらに、▲プーチン大統領の成人した2人の娘のほか▲ラブロフ外相の妻や娘、▲メドベージェフ前大統領らを制裁の対象に加え、アメリカの金融機関との取引を禁止し、アメリカ国内の資産も凍結するとしています。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「これは十分ではない。世界がブチャで目撃した悪への代償と呼べるものとは程遠い」
こうしたなか、ゼレンスキー大統領は西側の追加制裁は十分ではないとして、ヨーロッパ諸国がロシアの石油の禁輸措置に踏み切らなければさらに多くのウクライナ人の命が失われると訴えました。
また、ロシアの銀行を国際的な金融システムから閉め出すべきだとしています。
アメリカ イエレン財務長官
「バイデン大統領はロシアをG20から除外するよう求めている」
アメリカのイエレン財務長官はロシアがG20=主要20か国の会合に参加する場合、アメリカは関連する多くの会合を欠席すると表明しました。
今月20日にワシントンで、G20財務相・中央銀行総裁会議が開かれる予定ですが、ロシアが参加するかどうかは明らかになっていません。
（07日11:03）
