「西側諸国のせいで食糧危機」プーチン大統領が主張(2022年4月7日)
ウクライナ侵攻の影響で、世界各地で暴動が相次いでいます。
■プーチン大統領「西側のせいで食糧危機」
ロシア・プーチン大統領:「西側諸国のせいで、ロシア産の天然ガスは値上がりし、物流も妨げられ、今ヨーロッパでは、農業で使う肥料などが減っているが、これも彼らが自ら招いたことだ」
5日、政府高官らとのオンライン会議に臨んだプーチン大統領。日本など西側諸国の経済制裁により、エネルギー価格上昇と肥料不足が重なれば、世界中で深刻な食糧危機などを引き起こす恐れがあると主張しました。
プーチン大統領:「今後の輸出については、慎重に検討する必要がある。特に我々に対し、敵対的な政策を行う国々には、食料の供給を注意深く監視しなければならない」
■“侵攻”の影響・・・世界各地で暴動相次ぐ
南米のペルーでは、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、燃料や食料品などが高騰し、激しい抗議活動が起きました。
女性:「今は、すべての値段が上がっている。肥料代も上がった。種まきしないといけないのに、どうすればいいの」
男性:「カスティジョ大統領は、私たちを裏切った」
抗議デモはエスカレートし、一部の市民が暴徒化。数十人が逮捕され、少なくとも4人が死亡していて、政府は首都リマなどに「非常事態宣言」を発令し、外出を禁止しています。
■スリランカでも・・・政府に反発強まる
混乱は、アジアにも広がっています。
新型コロナの影響で観光収入が激減し、財政が悪化したスリランカ。そこに追い打ちをかけたのが、ウクライナ危機によるエネルギー価格の上昇です。
石油や石炭が確保できず、大規模な計画停電が行われています。
連日、抗議デモが続き、一部が暴徒化するなど、政府に対する反発が強まっています。
(「グッド!モーニング」2022年4月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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