EU委員会が新たな制裁案 ロシア産石炭の輸入禁止 米も6日に新たな制裁発表へ
EU=ヨーロッパ連合の執行機関・EU委員会は5日、ロシアへの制裁として、新たに石炭の輸入を禁止することなどを加盟国に提案しました。
EU委員会が加盟国に提案した新たな制裁は、ウクライナの首都・キーウ近郊で殺害された多くの民間人が見つかったことを受けたものです。
この中には、年間およそ5400億円に相当するというロシア産の石炭の輸入禁止に加え、ロシアの主要な4つの銀行との取引禁止や、ロシア船舶のEUへの入港の原則禁止なども盛り込まれています。
EU フォンデアライエン委員長
「我々はブチャや他の地域におけるむごたらしい映像を見ました。この残虐行為の責任が問われなければいけません」
フォンデアライエン委員長は「プーチン大統領とロシア政府に最大の圧力をかけ続けることが重要だ」として、石油の輸入禁止を含む他の制裁についても検討中だとしています。
一方、アメリカもG7やEU各国と連携して、ロシアに対する新たな制裁を6日に発表すると複数の現地メディアが報じました。
▼ロシア国内での投資を全面的に禁止するほか、▼ロシアの金融機関や国営企業に対する制裁の強化、▼政府関係者やその家族に対する新たな制裁などが打ち出されるということです。
（06日04:46）
