吉村知事・西脇知事が会見 大阪・京都『オミクロン株の市中感染』新たに１人ずつ確認（2021年12月23日）
大阪府で新型コロナウイルスのオミクロン株への市中感染が新たに１人確認されました。
（大阪府 吉村洋文知事）
「本日新たに府のゲノム解析の結果、オミクロン株の陽性者が１名判明しました。感染経路がわからないので、この方も市中感染ということになります」
大阪府の吉村洋文知事は１２月２３日に会見を開き、海外渡航歴のない小学生の男の子のオミクロン株への感染が新たに確認されたと発表しました。男の子は１２月２２日にオミクロン株への感染が発表された家族３人とは関係がないということで、市中感染とみられます。男の子は発熱などの症状があり入院中だということです。また男の子の親族５人が濃厚接触者となりましたが全員の陰性が確認されています。
男の子が通う学校では、すべての教職員と児童の検査を行い、これまでに同じクラスの児童３人について新型コロナウイルス感染が確認されました。現在、オミクロン株かどうかの検査が進められています。
大阪府内で確認されたオミクロン株の陽性者はこれで７人となります。また新型コロナウイルスに感染した人のうちデルタ株の検査で陰性となった人が新たに１２人確認されたということで、オミクロン株に感染しているかどうか解析を進めています。
京都府の西脇隆俊知事も１２月２３日に緊急の記者会見を開き、京都府内で初めてオミクロン株の市中感染が確認されたと発表しました。府によりますと感染したのは京田辺市に住む２０代女性で、海外渡航歴はないということです。ワクチンを２回接種済みでしたが、１２月中旬に発症して入院、症状は軽症だということです。この女性の濃厚接触者は７人確認されていますが、うち２人はすでに陰性が確認されていて、他の５人は現在検査が行われています。
（京都府 西脇隆俊知事）
「本日、京都府におきまして初めて海外渡航者とのリンクのないオミクロン株の陽性の方が１名判明しました。府内にオミクロン株がすでに存在していることを前提として、基本的な感染防止対策について引き続きご協力をお願いしたいと思っております」
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