独ロ首脳会談 天然ガス「ユーロで支払い」 ドイツ政府発表
ロシアのプーチン大統領とドイツのショルツ首相が30日、電話会談を行い、ドイツ側によりますと、プーチン氏は天然ガスの支払いについて「引き続きユーロで行われる」と述べたということです。
ドイツ政府報道官の発表によりますと、30日、プーチン氏の要請でショルツ氏との首脳会談が行われ、ロシアが「非友好国」と指定した国には天然ガスの支払いをルーブルで求めるとしている問題について協議しました。
プーチン氏は「4月1日からルーブルで支払わなければならないとする法律を制定する」と述べた一方、ヨーロッパの契約国にはこれまでと変わらずユーロでのみ行われると話したということです。
代金は制裁の対象となっていないロシアの銀行「ガスプロムバンク」に送金され、ロシア側でルーブルに両替されるとしています。
ショルツ氏は会談ではこの手順に同意せず、書面での説明を求めたということです。
一方、ロシア大統領府は「ルーブルに切り替える決定について伝えた」と発表しましたが、具体的な議論の中身を明らかにしていません。
（31日21:36）
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