【ポケカ投資家?】カードラボ前代表の脱税が他人事とは思えない理由
本日2022/12/1に衝撃のニュースが飛び込んできた。
アニメイト関連会社を告発 法人税4500万円脱税容疑―東京国税局:時事ドットコム https://t.co/fLx8JQJHFB
カードラボ前代表の脱税は他人事ではありません。
投機目的でポケカを売買したり、noteで儲けた方、確定申告していますか?
国税は儲けていて申告していない人の調査に入ります。 #ポケカ— カードフリークス【ポケカ】 (@pokeca_tac) December 1, 2022
そう、あってはならないことにカードラボの前代表が法人税法違反容疑などで東京地検に告発されていたのだ。
ほぼ有罪として見て間違いないこのニュース。引用させていただこう。
アニメショップチェーン「アニメイト」のグループ会社で、アニメカード販売などを手掛ける「カードラボ」(東京都板橋区)が法人税など約4500万円を脱税したとして、東京国税局査察部が同社と西浦恵一郎・前代表(47)を法人税法違反容疑などで東京地検に告発していたことが1日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、西浦前代表は知人男性から人気漫画「遊☆戯☆王」やアニメ「ポケットモンスター」の希少カードを仕入れたように装って所得を圧縮。虚偽の請求書に基づきカードラボから知人の銀行口座に資金を移した上、95%程度を返金させて自らの口座に入れていたという。
ポケカと遊戯王でマネーロンダリング
我々TCGを愛する者としてあってはならないTCGを使ったマネーロンダリングをあろうことかカードゲームショップの元代表がしてしまったのだ。
遊戯王やポケカの超レアなTCGの高額カードを表向き買取仕入れたようにみせ、お金をたくさん使ったように見せかけることで「店の売り上げを減らす」ように見せることをした。
一方、そのカードはというとカードはどうも返却しているようで、その悪行の片棒を担ぐお礼として95%を個人口座に入れてお金を渡していた。
小さくて高額なものはこういったマネーロンダリングにとても便利だ。やりとりがとてもしやすく、手口がマイナーかつ前代未聞のものだったのでバレなかったのだろうし、おそらく余罪もありうると筆者は考える。
そこで問題になってくるのが、この記事を振り返った上で懸念点があるのだ。
ポケカのプレイヤーは恒常的にnoteやメルカリというツールでお金を売買しているということだ。
ちゃんとしていますか?確定申告
しているなら問題ないものだ。確定申告をちゃんとしていれば国税に税務調査は入ることはまず個人単位では、よほど経費の使い方が荒くない限り入らない。
問題は確定申告をせずnoteで荒稼ぎしているプレイヤーだ。この場合、国税としてはプレイヤーは「個人事業主」になる。
では「個人事業主」は何をする必要があるのか。そう、一定の所得を得た場合、本業がたとえあっても、学生であっても「確定申告」をする必要があるのだ。
筆者は税務のプロではないため、正しい税務の知識は専門家に聞くなり、YouTubeや信頼できる税理士事務所や会計事務所のHPを見るとよいだろう。
このような例もある。
教員の同人誌販売、なぜ処分に? ネットで賛否 県の見解は【なるほど!こうち取材班】 | 高知新聞
一部引用
教員は、男性同士の恋愛を描くボーイズラブ(BL)の漫画同人誌を制作。即売会やネット通販を通じて、7年半で約1100万円を売り上げ、約175万円の利益を上げたとして、18日付で戒告処分を受けた。
つまりこの記事では「7年半」にさかのぼって得た利益175万円を営利目的としてみなされたケース。
詳しくは語れないが、いくら文筆業が認められている公務員といえどこのような事態にnoteもなりかねないので自分で要確認。
そして国は同人誌というかなり不確かで現金商売なはずのものの売り上げデータもしっかり把握しているということだ。しかも7年間も。
noteという「売上データがはっきりわかる」ものを国税がいかに把握しやすいかは一目瞭然だろう。
よって、例えば「5年前から少しずつ稼いで所得を得ていますよね?確定申告していませんよね?」と国税に税務調査に言われても何も反論できないのだ。税務調査が入った場合は税理士を即座に雇いなんとかその場をプロに任せきり抜くことをおすすめする。
メルカリの売買はどうなの?ポケカ投資家は?
もうひとつnoteと違うものとして挙げたものは「メルカリ」。もはやTCGプレイヤーにとって欠かせないものとなっている。が、これにも罠がある。
「不用品売却」は申告しなくて良い。しかし自らを「ポケカ投資家」と名乗るくらいならわかるだろう。その方々の行為は「営利活動」であることに。
使わなくなって要らなくなったカードは売却しても問題ないが、明らかに異常に売り上げを出している高額レアリティを売買している人は要チェックされる。
メルカリも国税に依頼されたなら調査協力はせざるを得ない。
一時期話題になったが、メルカリのコメント欄にて高額カード(夏ポケカブイズ)に対して「こんなの売ったら税務調査が入りますよ!」という悲痛なコメントを見たことがある。
ふつうにまっとうに社会人として生きていれば、個人事業主でも確定申告をしていれば「税務調査の経験」なんてものはめったにないし、普段から飛び出るキーワードでもない。私も周りに税務調査が入ったという話は聞いたことはない。
ならなぜこの人が「税務調査」という言葉でコメント欄で脅しているかは……理由は察するところがあるだろう。
おわりに
今回の事件は単なる他人事ではなく「確定申告はnoteで稼いだ全プレイヤーがすべき、対象外だと自分で思っていても税務署でアポをとり相談した方がいい」という結論となった。
ぜひ確定申告の準備をするなり、スポットでもいいので協力してもらえる税理士さんを探すことをおすすめする。
重い話をして申し訳ございませんでした。同時に最後までお読みいただきありがとうございました。
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