【ポケモンGO】レイドイベントで湧く「車でGO」の人達
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愛知県一宮市で「ながら運転」のトラックにはねられ1人の男の子がこの世を去り、26日で6年が経ちます。父親は交通事故を無くそうと全国で講演活動を続け、その数は200回を超えました。
愛知県一宮市。ながら運転による交通事故から6年がたった現場には信号機ができたほか、事故現場を知らせる看板が立てられています。
6年前、小学4年生だった則竹敬太くん(当時9歳)は、下校中に横断歩道を渡っていたところ、スマートフォンでゲームをしながら運転していた男性のトラックにはねられ亡くなりました。
父親の則竹崇智さんは、全国の学校や物流関係の企業などで「ながら運転を無くそう」と訴え続けています。今年8月、講演の回数は200回を超えました。
「皆様の会社というのは、車を生業にしておられるところでもありますし、毎日そういった(事故などの)危険と隣り合わせにあります」(則竹崇智さん)
今月13日、東京の物流会社で行った講演活動では、癒えることのない家族の苦しみが語られました。
「なぜだろう、どうしてだろう、どうしたら彼を救えたんだろう。いろんな思いが私たち、家族…妻、そして、一番思いがあるのが長男だと思います」(則竹さん)
則竹さんの長男で、敬太くんのお兄さんは、当時、敬太くんと一緒に下校していて、後ろを歩いていました。事故の瞬間を目撃していたのです。
「長男はですね、こんなことを言うんですね。『父ちゃん、父ちゃん、敬太はさ、敬太は何でも一番乗りするの好きだったでしょう。だからね、だから、敬太は天国まで、1人で一番乗りしちゃったね』。ポロポロポロポロ、ポロポロポロポロ、涙を流しながら語ったときの長男の顔と声をですね、私はいまだに忘れることができません。彼(長男)の胸の内を考えると、本当に私は今でも、彼(長男)に何がしてあげられたんだろう…何ができるんだろう…それを思うこの6年間ですね」(則竹さん)
講演の参加者からは、「ながら運転は絶対にしない」「車という凶器を毎日動かしているということをあらためて自覚しなくてはいけない」といった声が相次ぎました。