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山上徹也被告「旧統一教会の標的が来日せず、安倍氏を襲撃」 妻・昭恵さんが初めて裁判所に姿を見せる
安倍元首相が銃撃され、殺害された事件の裁判員裁判で、安倍昭恵さんが出廷する中、山上徹也被告は「旧統一教会の標的が来日しないから、安倍氏を襲撃することになった」と語りました。
山上徹也被告は3年前、奈良市で応援演説中だった安倍晋三元首相を手製のパイプ銃で撃ち、殺害した罪などに問われています。
安倍氏の妻・昭恵さんは『被害者参加制度』を利用し、先月の裁判では「夫に長生きしてほしかった」などと心情がつづられた上申書が読み上げられていました。
3日、昭恵さんは初めて法廷で山上被告と顔を合わせる中、「襲撃を決めて以降、自分の人生がどうなると思った」と問われた山上被告は「旧統一教会に一矢報いるのが、自分の人生の意味だと思った」と語りました。
また、事件の5日前、「旧統一教会の幹部が来日しないことが分かり、(教団の)標的が来ないなら、誰にするかと考えたら、安倍元首相を襲撃することになりました」と話し、韓鶴子総裁らが本来の襲撃対象だったと明かしました。
そして「被害者に対する謝罪の意思は示していませんよね」との問いには「はい」と答え、3日の裁判で謝罪や反省の言葉が述べられることはありませんでした。
被告人質問は4日も行われ、12月18日に結審する予定です。
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