コメ輸入めぐり自民党内で対立 小泉農水相「あらゆる選択肢を」令和と平成『米騒動』の違いは?
(黒木千晶キャスター)
農政の聖域とされるコメの輸入拡大に踏み込む考えを示した小泉農水相。自民党内で慎重な意見も出る中、小泉農水相は9日、「慎重論は承知していない」などと述べ、コメの価格高騰を抑制するためには何でもやると改めて強調しました。
こちらです。
先週金曜日(6日)に小泉農水相は、備蓄米が全て放出された場合、「緊急輸入を含め、あらゆる選択肢を持って迎えたい。ほかの産品を見れば、足りないときは当然、輸入をやっている」と発言しました。
それに対して、自民党の“農水族”の代表格である森山幹事長は、「主食である米を外国に頼ってはいけない。何としてでも国産で、国民が安心する農業政策を打ち立てることが大事」だと、このように対立しています。
小泉さんが、他のものを見たら、足りないときは輸入しているじゃないかという話がありましたが、日本の国内の食料品というものを見ていきますと、例えば「エビ天そば」で例えてみましょう。
こちらです。多くは輸入に頼っているところがあります。
「そば」は中国が主な輸入先で、「エビ」はベトナムが主な輸入先、そして「小麦粉」はアメリカが主な輸入先になります。自給率は高くないというデータです。
そして一方、「コメ」の自給率は、2023年度は100%ということです。
(高岡特別解説委員)
このお2人(小泉農水相と森山幹事長)は対立しているように見られますが、「一時的」と「ずっと」ですみ分けている気がします。
小泉さんは「これから先もずっと」とは一言も言っていない。森山さんも「一時的」ということを言っていない。だから今、参議院の選挙前ということもありますから、私はお互いが補い合っている気がしますが、ちょっと心配なのは、かつてこういうことがあったんですね。
(黒木キャスター)
こちら見ていきましょう。
「平成の米騒動」というものがありました。1993年〜94年。歴史的な凶作だったため、アメリカ、中国、オーストラリア、タイのコメを緊急輸入しました。
259万トン輸入したんですが、98万トンが売れ残ったということです。特にタイ米が、当時は不人気だったということです。
では今の状況を見ていきます。こちらです。
「令和の外国産米」ですが、アメリカの「カルローズ米」、あっさりとした軽い食感のものですけども、こちらについても大手スーパーでも販売され始めています。
そしてベトナムの、日本に近い味と言われている「ジャポニカ米」。こちらについても輸入の動きがあるということです。
また、こちらはタイのコメなんですが、日本のブランド米がタイで作られています。
(高岡 特別解説委員)
平たく言うと、おいしくなりました。
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