【兵庫県知事選】最大会派「自民」が独自候補 “断念” 自主投票を決定 候補者探しで明暗分かれる
斎藤元彦 前知事（46）の失職に伴う兵庫県知事選で、県議会の最大会派「自民」は3日、独自候補の擁立を断念しました。候補者探しで、各会派の明暗が分かれています。
冷たい雨が足元を濡らす3日朝のJR芦屋駅。“パワハラ”や“おねだり”などの疑惑が噴出し、失職した斎藤 前兵庫県知事の姿がありました、
県議会から全会一致で“知事失格”のらく印を押されたものの、“出直し知事選”にいち早く出馬を表明。
連日、1人で駅前に立つ姿をSNSに投稿し、県政に返り咲く意欲をアピールしています。
これまでの疑惑報道で、良くも悪くも知名度が上がった斎藤前知事。
その再選を阻止しようと候補者探しに動く兵庫県議会の会派で明暗が分かれています。
不信任決議案の提出を主導するなど、「知事おろし」の最前線に立ってきた最大会派「自民」は独自候補の擁立を断念。自主投票とする方針を固めました。
自民・兵庫県議団 北野実 幹事長
「不信任決議は全会派でやった前提なので、私たちだけが誘導してきたわけでもなく、言い訳する気はまったくないが、 それに対して候補者の適任者を見つけるに至らなかったことに関しては、非常に残念ですし、私自身は責任を感じています」
すでに出馬する意向の元官僚の中村稔氏（62）。前尼崎市長の稲村和美氏（51）などの名前が挙がったといいますが、反対の声が根強く、絞ることができなかったということです。
一方、第2会派の「維新」は、朝日放送の元アナウンサーで日本維新の会の清水貴之参議院議員（50）に出馬を要請。週明けにも正式に表明する意向です。日本維新の会の吉村共同代表は…。
日本維新の会・吉村洋文 共同代表
「（自民が）不信任決議も先導してやってきたわけだから、いざ知事選になったら、この人が知事としてふさわしいと提案しないのは、間違ってるんじゃないか。間違ってるというか、自民党らしいと言えば自民党らしいけれど」
「共産」の推薦を受け、無所属で出馬を表明した大沢芳清氏（61）を含め、5人で争う見通しの兵庫県知事選は、11月17日に投開票される予定です。
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