「大好きな米朝師匠と会えてるかな」娘の関口まいさんは涙 桂ざこばさん“お別れ会”に全国からファン

「大好きな米朝師匠と会えてるかな」娘の関口まいさんは涙 桂ざこばさん“お別れ会”に全国からファン

「大好きな米朝師匠と会えてるかな」娘の関口まいさんは涙 桂ざこばさん“お別れ会”に全国からファン

 今年6月に亡くなった上方落語の重鎮・桂ざこばさん。21日、大阪市内でお別れ会が開かれ、多くの人がその人柄をしのびました。

 落語の出囃子(でばやし)とともに始まった21日のお別れ会。

 今年6月、喘息(ぜんそく)のため亡くなった、落語家の桂ざこばさん(76)。大阪市内で開かれたお別れ会には、全国からファンが参列しました。

 大阪出身で、15歳の時に、のちの人間国宝、三代目・桂米朝さんに入門し、桂朝丸として活躍。

 2017年5月、脳梗塞(こうそく)などを発症しましたが、約2か月で活動を再開します。

 (復帰高座で)
 「出てくるとき、泣かんとこ思って来ましたんや…」

 今年の2月まで高座に上がり続けたといいます。

 この日のお別れ会では、娘でタレントの関口まいさんが、復帰に向け奮闘していた父の姿について涙ながらに語りました。

 桂ざこばさんの二女・関口まいさん
「車の中で父に聞いたことがあります。『お父さん何がしんどいですか?』そしたら父は『落語が消えてしまったことよりも、大好きなちゃーちゃん(故・桂米朝さん)に教えてもらった落語が消えてしまったということが、父さんたまらんねん、しんどいねん』と胸を叩くんですね。それが忘れられません。今、大好きな米朝師匠とお父さんは会えてるかなと思うと、私たち家族も前を向いて一生懸命頑張らないといけないなと思います」

 落語に生涯をかけたざこばさん。献花の際には、自身が得意とした落語の演目が流れ、参列者は故人をしのびました。

 参列者
「ざこば師匠らしいお別れ会で良かったと思う」
「やはり私の胸の中にはまだおられるので」
「向こうで米朝師匠と高座をやっていただきたい」
「飲み友だちです。またどこかで、ひょこっと出てきたり、電話かけたら『なんやねん』って言うてくれるんちゃうかなと思って、電話番号は消さんとおいてます。死んでない、死んでない、どこかにおるって、絶対どこかにおる。その辺におると思う」

 笑って泣いて、あふれる人間味で人々を魅了したざこばさん。その姿を忘れることはできません。

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