「シャープ」赤字続く液晶パネル事業で一部製品の生産停止を検討 需要の減少で昨年度100億の赤字に
電機メーカー「シャープ」が、赤字が続く液晶パネル事業について一部製品の生産停止を検討していることが分かりました。
堺市に本社を置くシャープは、テレビなどの需要の減少で主力だった液晶パネル事業が低迷。2022年の決算は約2600億円の赤字となり、昨年度も100億円の赤字となる見込みを明らかにしています。
こうした中、堺市にある完全子会社「堺ディスプレイプロダクト（SDP）」の工場で生産しているテレビや電子黒板などの大型液晶パネルの一部製品について、生産停止を検討していることが分かりました。
シャープでは、スマートフォンやパソコン向けの小型や中型の液晶も生産していますが、大型液晶パネル製品の生産を停止することで液晶パネル事業の赤字を縮小したい考えがあるとみられます。
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