「謝罪は今の精神状態では無理」小学生兄弟2人犠牲の放火殺人「妹夫婦に精神的苦痛を」叔父の被告語る
3年前、兵庫県稲美町の自宅に火をつけ、小学生の兄弟2人を死亡させたとして殺人などの罪に問われている伯父が5日の裁判で、「妹夫婦に精神的苦痛を与えるためにやった」などと述べました。
起訴状などによりますと、松尾留与被告(53)は3年前の11月、兵庫県稲美町の自宅に放火し、甥の松尾侑城くん(当時12)と眞輝くん(当時7)の兄弟2人を殺害した罪に問われています。
1月に行われた初公判で松尾被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。松尾被告は事件当時、妹夫婦と亡くなった兄弟との5人暮らしで、松尾被告が2階の部屋に無断で入るなどしたことから妹夫婦は防犯カメラを設置していたということです。
この日の裁判で松尾被告は「妹夫婦に精神的苦痛を与えるためにやった。謝罪するのは今の精神状態では無理」と述べ、「死刑になっても仕方ない」などと話しました。
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