ガザの病院で爆発500人死亡 イスラエルは関与を否定 米大統領訪問直前(2023年10月18日)
パレスチナ・ガザ地区の病院に激しい攻撃があり、これまでにおよそ500人が死亡しました。アメリカのバイデン大統領のイスラエル訪問を控え、大きな混乱が起きています。
（伊従啓記者報告）
多くの死傷者を出した病院への攻撃を巡り、イスラエル軍はその責任を否定していて、泥沼状態となっています。
17日夜、ガザ地区北部にあるアル・アハリ病院が攻撃を受けました。
病院には患者のほか、避難してきた民間人が1000人以上身を寄せていて、ガザ地区の保健省は、およそ500人が死亡したと発表しました。
ただ、夜に起きたということもあり、まだその全容はまだ分かっていません。
イスラエル軍は会見を開き、情報機関の分析の結果、パレスチナの武装組織「イスラム聖戦」がロケット弾発射を失敗したものだと主張しています。
一方、「イスラム聖戦」はこれを否定していて、その責任を巡り、双方が相手を非難している状態となっています。
パレスチナ自治政府のアッバス議長は「凶悪な戦争犯罪だ」としたうえで、抗議のため、18日に予定されていた、バイデン大統領などとの4者会談をキャンセルしていて、混乱が広がっています。
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