「誰一人セクハラを訴えた人はいない」細田衆院議長が辞任会見 旧統一教会の関係、セクハラ疑惑についても説明｜TBS NEWS DIG
衆議院の細田議長が会見を開き、健康問題を理由に辞任する意向を表明しました。旧統一教会との関係やセクハラ疑惑についても初めて公開の場で説明しています。
細田博之衆院議長
「この度、衆院議長の職を退任させて頂きたいと考えています」
おととし、衆議院の議長に就任した細田氏ですが、きょう会見を開き、健康問題を理由に辞任する意向を表明しました。
自民党は後任に額賀元財務大臣を推す方向で最終調整しています。
一方、きょうの会見で記者から質問が相次いだのは“旧統一教会との関係”です。
細田博之衆院議長（旧統一教会関連の会合 2019年）
「安倍総理にも、私は始終話をしておりますので、今日の盛会を、そして会の内容を安倍総理に早速ご報告致したいと考えています」
これまでに教団関連の会合に8回出席したことを認めている細田氏ですが、きょうの会見では“会合への参加は問題なかった”との認識を示しました。
細田博之衆院議長
「『安倍総理にもよく伝えます』と言ったんですが、安倍総理に伝えておりません。（安倍元総理と教団の）歴史が長いと承知しておりますから、サービスで申し上げただけ」
細田氏をめぐっては、“女性記者や自民党職員へのセクハラ疑惑”も報じられてきましたが、「誰一人セクハラを訴えた人はいない」として、こうした報道に対しては「裁判で対応する」としています。
会見は細田氏の体調を考慮し、およそ50分で打ち切られ、細田氏が退席する際には会見の延長を求める声が記者から相次ぎました。
与党内からは、政権への影響を懸念し、「細田議長には丁寧な説明を求めたい」との声も上がっています。
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