虐待疑い把握も県や市は男に聞き取りせず ４歳女児死亡で母親の交際相手逮捕 奈良・橿原市
奈良県橿原市で、４歳の女の子に暴行を加え死なせたとして、男が逮捕された事件で、虐待の疑いを把握していた県や市が、男へ一度も聞き取りをしていなかったことが分かりました。
山下翔也容疑者は、今年６月、橿原市に住む交際相手の４歳の娘、田川星華ちゃんの腹を圧迫し、死亡させた疑いです。奈良県によりますと、
今年５月、星華ちゃんが病院で「目を“そがれた”」と話し、病院は虐待の疑いがあるとして児童相談所に通報していたことが分かっていますが、県や市はこの後、山下容疑者に対し一度も聞き取りをしていなかったことが新たに分かりました。
国は、児童虐待の疑いがある場合、保護者の交際相手についても 調査を徹底するよう全国の自治体に求めていますが、今回はできておらず、県は当時の対応を検証するとしています。
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